ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2023年12月29日(金) 三十年目のマッカラン 「変わらんな、去年といっしょや」

「マキショウ」にて竹鶴の燗酒 米の香りとエキスが溶け込んでいた。

 

今日は午前中は自宅、午後から出る。

ユニクロのリサイクルボックスにトートバッグ一袋分の衣類を放りこむ。

保温力のなくなった20年前のダウンやファーフリースやくたびれたカラージーンズなどなど。

もったいない気持ちとスッキリした気持ち。

いつもの感情が残る。

家をゴミ屋敷にしないために 買わない決断 が必要だと思う。

ヒートテックの下着を3枚買う。

これは消耗品。

 

大阪へ出る。

大阪駅から市バスに乗る。

去年と同じ。

住吉車庫行きで上町四丁目まで。

年の暮れ、去年は空いていたが今年は混んでいる。

コロナが5類になったからだろうな。

みんながマスクをしていた去年、なんだか大昔のように感じる。

 

2023年の「マッカラン友の会」

去年のきょう、日記に書いた…

マッカラン友の会は1993年に始まって今年で29年目を迎える。

当時30代、同世代の4人が集まり、高級ウイスキー ザ・マッカラン18年を

年に一度、一晩で飲み干す贅沢をして、忘年会としようじゃないかと言う趣旨で始めた。

千変万化、紆余曲折、切磋琢磨(?)あり、細々と続けてきた。

当初は格安リカーショップで5000円台で買えたマッカラン18年がじわじわと高騰し、

1万円台、2010年代には20000円超となり、近年は30000円台が当たり前、今年は

円安と品薄でネット価格で最低でも一本60000円を越えてしまった。

年イチで4人、5人なら買えないこともないが、志も貧しく、フトコロも比例して、

いつのまにか飲めなくなって(飲まなくなって)十年近くが経つ。

単なる忘年会と化したマッカラン友の会、今年はセルジオと僕の二人になってしまった。

そうか、ことし30周年なのか。

とはいえ、何か特別なことをするでなし。

わかっていたら大枚叩いてザ・マッカラン18年のボトルを買ったか?

買うとしたら今年だろ、と思いつつ、もう買わないだろうな、とも思う。

タイミングを逸するというのはよくあること。

買うとすれば次は40周年か?

76歳、生きてる保証はないし、ウイスキーを楽しめるかどうかの保証もない。

まさに 今でしょ ですね。

 

30年目、1993年 36歳、2003年 46歳、2013年 56歳、そして…2023年 66歳。

ついこの前のような気もするし、はるか昔のような気もする。

 

去年同様、飲み食いを記す。

一軒目 スタンド そのだ 

大衆食堂スタンド そのだ - 谷町六丁目/居酒屋 | 食べログ

15時〜 瓶ビール(サッポロ黒ラベル)2本 

    レバカツ

    ラムの串焼き

    エビカツ       

*2人分 去年とまったく同じものを飲み食いしている。

スタートはここ。一度ここで腰を落ち着けて…と思うが胃腸が丈夫でないとね。

 

サッポロ黒ラベル大瓶で乾杯する。

ことしもサバイバルしましたね。

「ことしどんな年だった?」と僕。

「うーん、変わらんな、いっしょや」

つまらんな、と一瞬思うものの、いやいや違うなと思い直す。

変わらないって素晴らしいことなのでは?

僕らは下り坂にある。

とぼとぼと終わりに向かって歩いて行く。

でも、自分の足で歩き続けている。

僕らは加齢という川に流されている。

でも、自分の手足で泳いでいる。

今も。

ユーミンが十数年前に正月のラジオで言った言葉が折に触れよみがえる。

「現状維持って私たちの年齢にしたら成長してるってことだよね」

変わらん一年、それは得がたい幸福なのかもね。

「あと何回マッカラン友の会が出来るか?人生は回数だね、野望はとっくに消えたけど」

瓶ビールをもう一本。

 

ビールに合う料理のベストはレバカツかも?(笑)

 

二軒目 マキショウ

マキショウ - 谷町六丁目/居酒屋 | 食べログ

15時50分〜 竹鶴純米八反の常温、竹鶴〇〇の熱燗、王櫻の熱燗 他

      鯛と大根おろしの吸い物

      赤貝の造り

      クミン炒め(鶏肉とこんにゃくをクミンで炒めたもの)

 *2人分

午後3時オープンです。

マキショウは去年の暮れ、ことしの正月過ぎに続き3度目

ここのお通しは汁物です。

 

三軒目 立吞 めがね堂

立呑 めがね堂 - 谷町六丁目/立ち飲み居酒屋・バー | 食べログ

17時半〜 プレーンハイ、麦ロック、翠ジンソーダ セルジオハイボール2+翠ジンソーダ

    豚角煮

    ポテトフライ

    豚トロの塩焼きそば

*2人分

眼鏡状のフレーム型のカウンターです。

 

気持ちよく吞んだ。

最近、なぜかボーマンはおとなしくしてくれてて、体重が1キロほど増えた。(笑)

去年と変わらず3軒目も同じ「眼鏡堂」という立ち吞み。

変わらないこと、これが30年目のマッカラン友の会のテーマかな。

 

昔話に花が咲く。

さすがに3軒目になるとメートルが上がってくる。

メートルがあがる?

死語かな?

【メートルがあがる】

酔っぱらってテンションが上がっていくこと。 「メートル」とは「メーター」のフランス語読みで、血圧計やタクシーのメーターが上がるイメージを語源とする説とかつて飲み過ぎたことを「尺が上がる」と言ったことに由来するという説があるそうです。

セルジオのメートルも上がっている。

よくわからないギター奏法や僕の知らない人たちの話から、僕が昔話に戻そうとすると、

中学生のいじめっこみたいな物言いになってくる。

話の盛り方も大きくなる。(笑)

そろそろ引き時かな、とマッカランはお開きとする。

 

帰りは地下鉄谷町線

メートルが下がったらとたんに眠くなる。

坐ったまま気がつけば天六だった。

 

以下、フォト日記にて。

朝は珈琲と自家製の干し芋

「そのだ」で必ず注文するのがラム串、スパイシー!

エビパンも去年同様。

「マキショウ」の一杯目は常温の竹鶴

セルジオ所望の赤貝のお造りと熱燗

最後は島根の「玉櫻(たまさくら)」

「マキショウ」のカウンターにて老人二人

「眼鏡堂」で〆酒は翠ジンソーダ

豚トロの塩焼きそばにて〆飯

メートルがあがり、自撮りも恥ずかしさが薄れてきた頃(笑)