ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2026年9月15日(火) 訳あって家を空け神戸を彷徨う。

天気予報は終日雨。

ところが外れて、ときおり晴れ間もあった一日。

 

きょうはヒロの高校時代の同級生が家に来る。

大谷記念美術館の絵本原画展を見るついでに家に寄って昼ごはんを食べる予定。

年一でヒロが愉しみにしているささやかなイベント。

最近、マイブームのラタトゥイユやコーヒーゼリーを作って待っている。

昼までに家を空けておけということで用もないのに出て行く。

痛風の腫れも少しだけ収まってきたので靴も履けるようになったし、映画を見て、神戸あたりへ行こうか。

 

友人用に作ったスイートポテトを朝のコーヒーとともにいただきました。

 

ラタトゥイユと南瓜のスープとパンで遅めの朝ごはんを食べて、11時過ぎに出る。

映画「ルックバック」をMOVIXあまがさきで観る。

ヒットしたアニメ作品を是枝監督が実写化したもの。

「チェンソーマン」で知られる漫画家・藤本タツキが2021年に発表し、劇場アニメ版も大きな話題を集めた同名漫画を、「万引き家族」「怪物」の是枝裕和が監督・脚本・編集を手がけて実写映画化。漫画へのひたむきな思いで結ばれた2人の少女の13年間にわたる軌跡を、秋田県にかほ市を中心に撮影された美しい四季とともに丁寧に描き出す。

自信家である小学4年生の藤野は、学年新聞に4コマ漫画を連載し、クラスメイトたちから絶賛されていた。しかしある日、学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本の漫画を見て、その圧倒的な画力に打ちのめされる。それ以来、藤野は絵がうまくなりたい一心で漫画を描き続けるが、京本との差は埋まらず、一度は漫画を描くことを諦めてしまう。しかし卒業式の日、京本の家に卒業証書を届けに行った藤野は、京本が自分の漫画のファンだったことを知る。漫画へのひたむきな思いで結ばれた藤野と京本は一緒に漫画を描くようになり、かけがえのない時間を積み重ねていくが、そんなふたりの日常を大きく揺るがす出来事が起こる。

2026年製作/99分/G/日本 配給:K2 Pictures 劇場公開日:2026年9月11日

 

 

中くらいのスクリーンで客は中高年の男女5人くらい。

平日の12時上映でもの仕方ないか…。

このMOVIXあまがさきはいつも空いている。

ちょっと心配になるくらい。

 

アニメは60分くらいと短かったが実写版は99分。

ストーリーは分かって見たが、アニメよりずっと面白かった。

悲しい結末なので、面白かったは変かもしれないが、アニメより感じ入るものがあった。

キャストもマッチしていて、東北の田舎の風景も美しかった。

終盤に起こる出来事は京アニ事件を連想させるという。

確かに時期は重なる。

なぜ作者はこういう結末を描いたのだろう?

もしかして京アニの犠牲者に同じような物語が実際にあったのか。

あのとき…藤野が京本にコンタクトをとらなかったら…。

 

藤野役の出口夏希は初めて見た。

角度によって、広瀬すずに見えたり、石原さとみに見えたり、石井杏奈に見えたり、

他の誰かに見えたりの不思議な女優さんだった。

京本役は子役の岡田六花も、蒔田彩珠もよかった。

 

三宮へ出る。

腹が減っていた。

真っ先に浮かんだのはサヴォイのカレー、時点が信濃のカレー蕎麦。

吉兵衛のかつ丼もいいな、同名の吉兵衛の天玉丼もいいか…と迷う。

三宮で下りて、足が向いたのはサヴォイ、もし行列が出来ていたら次を考えようと思って行くと

カウンターは5人ほど埋まってて3席ほど空いていた。

ライス少なめと卵つき。

旨かった。

玉ねぎとトマトベースのゆるめのルー、玉ねぎ多めの味。

 

三宮センタープラザの地下の飲食街は古いが、店は新陳代謝がいいのか、シャッターは少なく賑やかだ。

サヴォイの隣にあった小ぎれいな四川料理も食堂も新しい。

また機会があれば麻婆定食を食べてみたい。

 

 

サヴォイに「ヴォイス」というジャズ喫茶の名刺があった。

前に一度、探したが見つからなかった店。

名刺にセンタープラザ西館2Fとあった。

地下だと思いこんでいた。

 

 

茶房「ヴォイス」はあった。

ジャズの流れる珈琲専門店という風情でジャズ喫茶ではない。

カウンターでキリマンジャロのストレート650円を注文。

1時間ほどKindleで松家仁之「火山のふもとで」を読む。

まだ30ページほど読んだだけだが、川上弘美さんのレビューが当を得ていて素晴らしい。

www.shinchosha.co.jp

居心地は悪くないが、混んでいるのと、喫煙可なので苦手な人は多いかも。

いわゆる昭和の喫茶店という感じの店でした。

 

 

おいしいカレーと珈琲を済ませてしまった。

ただ本を読み続けていたのだが、珈琲を何杯も飲みたくはない。

読書にいい場所が見つからないし、散歩するにはまだ足は万全ではない。

いっそ、電車に乗って読もうかと思ったが、それも疲れるかと、元町の裏通りをウロウロする。

いっそ、呑んでしまおうかと南京町の裏通り「赤松酒店」を覗くも臨時休業。

ここんとここの角打ちにはふられ続けている。

 

高架下、鉄路の下にエアコン室外機が並ぶ。

なんだか香港みたいだ。

 

元町アーケードの南にマッチ箱のような3階建てのビルがある。

このビルの一回はかつて「洋食キング」だったか「キング食堂」だったかの食堂が入っていた。

安くておいしいのでよく行ったのを思い出す。

ビルは震災を経ても壊されず、取り残されたようにあった。

 

赤松酒店が休みだったので、もう一軒近くにある「山田酒販」を覗く。

『外出中』という大きな札がかかっていて角打ちはやってなかった。

 

フラフラと元町の路地をさまよう。

メニューの安さに釣られて新しい立ち吞み「ばん」なる店に入る。

酒類も、一品200円〜400円とつまみも安い。

プレーン酎ハイとハイボール、モツ煮こみと竹輪の磯辺あげ。

計1190円でほろ酔いの出来上がり。

 

 

小雨の中、家路につく。

あすも同じような天気予報。

ことしの秋雨前線はしつこい。