ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2023年8月26日(土) ゲージツとベースボールの土曜日

青い空と白い雲、コントラストが鮮やか  @あべのハルカス17階

 

きょうは土曜日、美術展とプロ野球観戦のダブルヘッダーの一日。

阪神電車で西九条、環状線天王寺

あべのハルカス美術館で「超絶技巧 未来へ! 〜明治工芸とそのDNA〜 」

通常一人1600円だか、メルカリで2人で1800円の招待券をゲットしておいた。

はじめての美術館(ヒロは4度目くらいらしい)でワクワクしながら16階へ昇る。

 

あべのハルカスの展望台(60階)へ昇るのも美術館のあるここ16階から。

これを木を彫って作ろうと思い立った理由は……おそらく理由などない。

 

ポスターにあるするめは撮影OKだった。

これが木彫なのだという超絶技巧。

でも、なんでこれを木彫でしようと思ったのかはゲージツ家にしかわからない。

 

展覧会のメインはこの超絶技巧の現代作家の作品群。

木彫だったり、金属加工だったり、陶器やガラス。

並んで、そのルーツとも言えるような、明治期の工芸が展示される。

連綿と続く日本人の工芸伝統の驚くような技術と、熱意が垣間見える。

これがあって、いまがあるのか、と想像させる展示。

 

「なんでこれをこの技法で作ろうと思ったの?」

「なんで、これが出来ちゃうの?」

と僕のようなゲージツと縁の無い人間は気が遠くなるような思いがする。

今回、展示されている作品を作った人はおそらく巷の常識の外に生きているのだろう。

少なくとも、これで日々どうして収入を得ているのか、なんてチラと思ってしまう輩とは別の人種なのだ。

 

驚かせてやろう、の気概が作品から発せられる。

 

芸術…

でも、これらの作品群の創作の根元には「すごいやろ!」と驚かせて喜ぶ中学生みたいな心があるような気がする。

去年だったか、テオ・ヤンセン展と同種のいたずらっ子気質が。

puyoneko2016.hatenablog.jpこういうものを見たい、という気持ちはいくつになってもある。

満足して美術館を出ると夏の青空と白い雲が目の前に広がっていた。

 

あべの近鉄百貨店の食事処はどこも並んでいた。

大手のチェーンで並ぶほどの店ではないのでサンドイッチやカレーパンなどを買って京セラドームへ行く。

オリックスバファローズ千葉ロッテ@京セラドーム大阪

見ながら途中で知ったのだが、オリックスが勝つか引き分けるとマジックが点灯する。

果たして……延長12回、4時間、両チーム一点も入らず引き分けとなった。

そんなゲームを見たのは初めてだったけど、緊迫したゲーム展開は最後まで魅せてくれた。

オリックス先発の山下舜平大は初回でフツーに158キロ、最速160キロを投げたのを生で見られたし、目の前で捕殺も目撃した。

 

生ビールは800円だった。(甲子園より50円高い)

フリーラウンジのビッフェでジャンクフードを!

 

帰りは雷が鳴り、今にも降りそうな中、阪神電車で西宮直行。

少しエビスタのブックファーストで雨宿りして帰宅。

美術と体育、ダブルヘッダーの一日でした。