ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2024年2月25日(日) のらりくらり走法 84歳 完走ならず…!

7:25  @大阪駅環状線ホーム

 

6時15分にiPhoneのアラームをかけておくが、その5分前に起きた。

気味の悪い電子音は聞かずに朝を迎える。

そのかわりに聞こえてきたのはけっこう強めの雨音だった。

天気予報が的中する。

嬉しくない。

 

雨の日に山登りする装備で自転車で駅へ向かう。

車内にシューズに計測チップをつけた人がちらほら。

大阪駅環状線ホームへ行くと八割方はランナーだった。

森ノ宮で下車、取材対象者の84歳のランナーとの待ち合わせ場所のFの荷物預けへ歩く。

みなさんビニールガッパやゴミ袋を被って歩く。

ご苦労様です。

フルマラソンの参加料は安くはない。

僕も経験あるが、この程度の雨なら走り出してしまえば気にならない。

 

森ノ宮駅から荷物預けに向かうランナーたち

 

84歳と合流。

さすがベテランで装備に不備はない。

トイレもいいタイミングでいけた。

番組の伴走者となかなか合流出来ないプチトラブルはあったが無事にスタートを見送る。

 

局に出て編集を始める。

エリートマラソンで大学生が優勝する。

国学新大学3年の平林清澄選手、2時間6分18秒と初マラソン日本最高、学生新記録。

このレースのハイライトもつなぐがオンエアはされなかった。

去年と同じく不満の残る放送となったが何も言わずに心静めて仕事を終える。

 

ラインに「前田さん、37キロ関門でリタイア」という一報が入る。

残念!

バスに収容されてフィニッシュ地点の大阪城へ向かっているとのこと。

荷物預けで待つ。

 

84歳はしっかりした足どりで戻って来た。

『すいません。せっかく取材してくれはったのに。
 雨は走り出したらこんなもんで、苦にならんかったんですが、練習不足です。
 前半15㎞くらいまでにもう少し貯金をつくっておけばよかったです。
 失敗しました。
 足は痛くもないし、まだまだ走れたんですが、ペースは上げられませんでした。
 胃がんの手術した年に走った福知山マラソン以来、人生2度目の収容バスですわ。(笑)
 のらりくらり走るのは得意なので関門が問題ですな。

 ゴールに孫娘が待っとってくれたのに悔しいです。』

若い人でも脚がつったり、痛めて引きずって歩いている人も多い中で普通に歩いている。

さすが金剛山登山一万回越えで鍛えた脚。

のらりくらり走法で完走させてあげたかった。

 

84歳はダメージ少なし。健康寿命を考える。

 

最後のマラソンが失格ではこのまま死ねないみたいで…(笑)

『来年も当選したら完走したい。当たらんと走れへんもんなあ、。

 大阪マラソンも80歳以上は抽選なしで走らせてくれたらええのになあ。』

と最後にひとこと。

ごもっともです。

 

森ノ宮駅まで送っていく。

また金剛山で会いましょう。

 

帰宅して風呂に入り夕食。

ヒロが風邪気味らしく、あんかけ素麺でいい? とのこと。

望むところです。

僕も朝から夕方まで歩き回って疲労は半端ない。

37キロ、5時間以上走った84歳と比ぶべくもないが。

 

63歳で老人ホームで要介護のマサオのことを思う。

健康寿命】 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

多少の持病があっても介護や支援が不要な状態、ということだろう。

日本人の男性の平均は72歳台だという。

あと5年じゃないか!

その山は越えたいな。

72歳まで生きたいというよりも72歳まで今と変わらず山に登れる身体でありたい。

84歳?

贅沢は言わない。

あすは脳のMRI検査です。

9時半には布団に入る。