ボーマン痛のおかげで体重が1キロほど減った。
まだ少し胃の中(腸の中)にガスが残っているのかも。
手で押さえると通常より胃からの反発を感じる。
ゆっくり読み進めていた南木佳士のエッセイ集「生きてるかい?」読了。
氏の著作は「山行記」「草すべり その他短編」「根に帰る落葉は」「ダイヤモンドダスト」に続き5冊目。
図書館から借りてきた本がまだ小説3冊、エッセイ集2冊の計4冊が元にある。
映画になった「阿弥陀堂だより」はまだ観ていない。
小説はほぼ私小説、エッセイもいろんなメディアに掲載されたものを集めたものなので同じ話が何度も出てくる。
南木佳士さんの生い立ち、来し方、いまの生活の詳細を僕はかなり知ることになった。
南木マニアである。
飽きないか? と問われたら答えに詰まる。
古い友だちに何年か越しに会い酒を吞む。
その話、前にも聞いたよ、もあれば、前に出てきても忘れていて、初めての話のように聞き入ったりする。
医者である、5つ上の先輩を信州に訪ねて一献、そんなつもりで読んでいる。
次なる著作は「トラや」。
愛猫との暮らしを描いた私小説。
ほのぼの系の小品だと思いこんで読み始めると…違った。
自身の精神障がいがリアルに書きこまれていて存外にシリアス。
これは心して向き合わねば。
午後遅くから番組のポスプロ編集のチェックに大阪へ出る。
こんな監修役を仰せつかって何年になるだろう。
試写して気がついたところを何点か修正する。
直されて良くなる、と思って直す。
そのつもりで必要な箇所だけ手を加え、どっちでもいい主観の強い部分は可能な限りそのままにしておく。
担当のディレクターにとって、学習して、それはいつか、彼の彼女の身になるだろう。
でも、僕の存在はきっと忘れてしまうのだ。
自分もそうだった。
8時前にチェックを終える。
どうしてだろう。
朝は体調がすぐれないのに、夜になると元気になる。
エンジンの回転数が上がり、脳や足腰の動きがよくなると同時に食欲も回復する。
ガスだまり感は少しだけあるのだが、腹の虫が鳴く。
ちなみに腹の虫が鳴くところは胃ではなく小腸であるらしい。
お腹が鳴る理由-「腹の虫」の音で知る、心と体に生息する虫の正体って? | Lidea(リディア) by LION
ボーマンの種を抱えつつ、欲望に負けて新梅田食道街をさまよう。
「立ち吞み いしもん」「金盃」「とり平」はほぼ満席。
「初音」「松葉」は入れそうだったが、揚げものはやめておこう。
ホワイティー梅田に流れる。
グランフロントとか、ルクアの地下とか新しいピカピカのエリアは落ち着かない。
梅田なら駅前ビル、新梅田食道街、ホワイティーへ足が向く。
梅田界隈のおっさん三大聖地だ。
東京のサラリーマンならニュー新橋ビルの地下だろうか。
ホワイティー梅田も立ち吞みの老舗「大御所」が閉店してしまった。
隣の立ち吞み「直福」は超満員だった。
ヨネヤは空きがあったがさすがに串カツはパス。
「正起屋」の鶏弁当は?
ご飯ものはやめとこう。
同じく「中央軒」の皿うどんも避ける。
味噌煮込みの店「あまの」に何と行列が出来ていた。
なんで?
結局、京橋でいつもお世話になっている「七津屋」に空きを見つけ入る。
ホワイティーの店は初めてだ。
ハイボールと目の前の短冊に書かれていた エッグソーセージ を注文。
ホワイティー梅田は60周年らしい。
常連客らしき男が「俺とトシいっしょや」と言うと、目の前の年配の店員が「わしも、同い年かい」と答える。
目線を上げてその店員を見ると、禿頭でしわしわで七十代に見えた。
こいつ6つも年下か…。
自分のことは…直視しない方針。
夜はすっかり涼しい。
ここ数日、マンションの自宅のドア前にカメムシが集まっている。
玄関前に蛍光灯があるせいだ。
涼しくなると暖かいところを求めて集まる。
踏まないように気をつけて、入ってこないように気をつけてドアを開ける。
都市部でカメムシ大量発生 背景は? 部屋に入った場合の対処法は? | NHK |
あすは晴れ予報。
早朝に明石へ向かい、海峡を渡って、淡路島ツーリング。
ボーマンは…収まっている。
楽しみしかない。