きょうは珍しく座談会の仕事です。
箱根駅伝の予選会に関西の大学が挑む、というのがテーマで、ここ数週間、その準備の手伝いをしてきた。
今日はスタッフの一員として本番に立ち合う。
トークのゲストも、司会の女子アナも上出来でイベントは成功…でした。
終わってから一人でココ壱で夕食。
いろいろと思ったことを記しておこう。
番組制作やイベントがあると常に意識することのひとつに…
自分はこの組織で必要とされているのだろうか? がある。
有り体に言えば、認めてもらいたい欲求 だ。
自分はずっとフリーランスで組織に属さなかったのに、それは…ある。
こんなトシヨリになって、いやトシヨリゆえか、強弱はあるがいつもその疑問を自分に問いかける。
40代の頃まではそんな疑問は浮かびもしなかった。
がっつりと任されて前線にいた。
そんなことを考えるまでもなく忙しかったということだろう。
まるで新卒のぺーぺーみたいなことを終わりかけのトシヨリ労働者は思う。
これって…南木佳士の最新エッセイ「根に帰る落葉は」に繰り返し書かれていたことに通じる。
落葉は地面に落ちて、幼い頃に戻り、やがて土に帰り、根を育むのだ。
承認欲求は新人の頃に戻ったせいか。
今回は自分がいなくてもうまくことは運んだかな?
5パーセントくらいは役に立ってるか、と。
この手の人が多く集まるイベントは好きではない。
元来、静かに過ごしたい。
自己承認欲求があるくせに。(笑)
面倒くさいトシヨリだ。
主戦力ではないことは自覚している。
リザーブメンバーとも違うな。
ピッチには立っている。
サッカーやラグビーでいえばボールを持って前の進むのは自分ではない。
囮だったり、ポストだったり。
ピッチに立ってるだけで有り難いはずなのはわかってる。
それでも、試合終了で少し肩を落として、そそくさと帰る。
得点には何らか関与はしている自負はありつつ達成感はない。
そのくせ、40年近く同じようなことの繰り返し、仕事はもういいよ、という思いは常ある。
ワーカーズブルー?
同じポジションで同じ仕事の繰り返し。
毎年のプロ野球、駅伝やマラソンという季節ごとのイベント、4年に一度のオリンピックやワールドカップ……。
同じことの繰り返し。
あれから何も進んでないじゃん ってウンザリしてしまう。
期待のルーキー、初めての世界大会、挫折、成功、そして…また次のルーキー。
そこに当てはまる選手が入れ替わっただけ、何も新しいことがない。
それを伝えることに意味を見いだせない。
能力不足や体力不足は自覚しているが…それでも同じことの繰り返しのダルさを越えられない。
南木佳士氏のように思ってることを上手く文章表現出来ない。
そもそも自分の能力、人間力が低いせいだが…ゆえのワーカーズブルー?
贅沢な…。(笑)
つまらない思念はビールカレーで洗い流そう。
あすもナレーション録りの仕事あり。
午前中に原稿を校正して、朝風呂へ行こう。