ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2023年6月27日(火) 短編小説「草すべり」再読

南芦屋浜にタイサンボクの白花が咲いていた。

 

日曜日は4人で中華、昨日は二人で2軒の立ち吞み。

体重が70.30と今月最重になったのはそのせいだろう。(主におとといの中華)

今日は完全休肝日とする。

 

信州2泊3日の日録を今日でアップ完了。

日録そのものがほぼ一週間遅れで進行している。

昼間は蒸し暑い。

そういえば去年、近畿は6月中に梅雨明けしたのだった。

それ以降がどうだったのかはあまり記憶にない。

去年の7月はどこへも行かなかった。

仕事が忙しかったという記憶もない。

長い人生、そういうことは多々ある。

the days like this

 

昼ごはんを食べるとすぐに眠くなる。

デスク下のいつものスペースに扇風機の風を浴びながら寝転び、そのまま2時間近く眠ってしまう。

寝過ぎだ。

 

 最近はすぐに眠くなる。

 

きのうビールを飲みながらセルジオが言っていた。

そんなときソファで寝転ぶのとフロア(畳)で寝転ぶのは違うのだと。

ソファなら起き上がりやすいが…。

わかるわかる。

2時間もフロアに横になっていた今日はなかなか起き上がれなかった。

 

大陸的なタイサンボクの白花 柑橘系の香りが漂う。

 

4時頃から予定していた芦屋美術館と温泉施設「水春」へ行く。

ゆっくりと通勤用の自転車をこぎこぎ。

途中、合歓の木に花がたわわと咲いていた。

前回、ゆっくりと観られなかった「芦屋の美術、もうひとつの起点 ―伊藤継郎」をもう一度観に行く。

シニア料金の400円なので、気安く行ける。

芦屋浜「水春」はことし4回目。

寝湯は気持ちいいがこれも一度寝てしまうとなかなか起き上がれない。

寝湯をベッドタイプにしてくれないかな。(笑)

芦屋浜からの帰り、御前浜で僕らがモコモコと呼んでいるシープドッグとその飼い主のモコ爺に会う。

しばらく見なかった。

生きていて元気に散歩している。

ハッピーな気分になる。

こんな日もある。

the days like this

 

 

寝る前にメルカリで買った短編「草すべり」を読む。

以前、図書館で借りて読んだはず…。

読み始めるが…記憶にない。

おととしだっけ?

過去の日記を検索するが出てこない。

ちゃんと感想を記録しておかないと空気のように消えてしまう。

それは仕方ないのだけど、記念写真を撮っていくのと同じで、何も記録しないと心の収まりが少しだけ良くない。

高校の同級生だった女性から手紙が届き、四十年ぶりに再会して登った浅間山での一日。青春の輝きに満ちていた彼女だったが…。人生の復路に始めた山歩きだからこそ知るかけがえのないものとは。過ぎゆく時のいとおしさが稜線を渡る風とともに身の内を吹きぬける山歩き短篇集。

物語の後半になってようやく読んだことを確信した。

でも、詳細は忘れている。

ドラゴンズのキャップや、車の中で流れていたモーツアルトのホルン協奏曲のことなど。

40年ぶりに再会した高校の同級生沙絵ちゃんの車で流れていたのがモーツァルトのホルン協奏曲だった。

Appleミュージックで聴いたら…どこかで聞いたことがある旋律だった。

【連結】モーツァルト ホルン協奏曲第1番 → さだまさし 北の国から - YouTube

 

北の国から」!!

この類似はけっこう有名な話らしい。

オザケンの「僕らが旅に出る理由」を聞いてポール・サイモンを思い出すのと同じ。

 

読了。

ああ、そうだったと覚えていたのは沙絵ちゃんが下山のとき体調が悪くなるということ。

読者は小説に描かれている舞台に実際に行き、ひとつふたつ年齢を重ねると作品の印象がガラっと変わる。

ラストシーンは高峰高原ホテルのカフェで、一週間前にトイレを借りたところだ。

想像する。

66歳の僕が、衰えつつも、山登りが出来る体調を保持している(?)、このことそのものが、

数年後に振りかえると…とてつもない奇跡とも思えるかもしれない。

 

  まだ、もうすこし歩いていたいよね

 

沙絵ちゃんのことばが響く。

 

「草すべり」

主人公の二人は五十五歳。

同じくらいの年齢の諸子に奨めようか、と思ってやめた。

皆がそれほど山好きではないだろうし。