今日は早起き。
A部氏より依頼されて、ボランティアで撮影仕事です。
場所は天満のPLP会館という自治労のオフィスが入った旧いビルの会議室。
「PTSDの日本兵と家族の思いと願い大阪証言集会」という堅苦しい表記の講演会です。
戦後、日本には無かったとされてきた戦争の後遺症PTSD(心的外傷後ストレス障害
発起人の黒井さんという方と研究者の講演、家族の証言をA木と僕の2カメで撮影する。
かの戦争で壮絶、異常な経験をさせられ、ときに加害者に、ときに被害者となった
日本人の若者たちのメンタルが傷つくのは当然なのだが…。
無気力、アル中、暴力、精神異常…これらは戦後 “兵隊ボケ” “戦争呆け” とされ、恥ずべき存在として隠されてきた。
勇ましい出征と痛ましい生還。
国や軍はわかっていたはずなのに…。
考えようによっては家族を地域を巻き込み戦後に二次被害を被ったということでは、
働き手を失う戦死、それ以上の苦しみであったかもしれない。
そういえば村上春樹の「猫を棄てる 〜父親について語るとき〜」の中に、
父親が従軍体験でトラウマを抱えた人だったことを書いていた。
そして、当然のことながら…今も同じことが起こっている。
【侵攻から1年】兵士に"PTSD"増加…増え続ければ社会問題に ウクライナ侵攻 - YouTube
久々にメンタルに響く生の声を聞いた。
この集会の出席者が高齢であることは想像にかたくない。
3時過ぎに終え出社、編集に時間がかかっている様子。
動画データを送ってもらうことにしてチェック作業は強制終了。
A部さん、酒豪Nさん、A木と4人で撮影の打ち上げ。
A部氏のおごりで久々の天満「双龍居」へ行く。
4人だからこその中華だったが、やはりtoo much でした。
調子にのって分不相応に注文するから…。
「唐子」で二人で、くらいが丁度いいなと満腹になって思う。