2泊3日の東北温泉旅から日常復帰初日。
今日は仕事、自分の加古川ロケの編集と他人の編集あがりの監修担当。
午前中に自分の編集する分の構成を書いて編集マンにLINEで送る。
温泉旅の写真の整理はゆっくり楽しみながらやろう。
誰かが待っているわけではないし。
牛が反芻するように旅をもう一度味わうのです。(笑)
午前中に着払いで宅配便が届く。
深浦観光ホテルの部屋にニットキャップとミニマフラー(アルパカ)を忘れた。
自分でもそれに気がつかず(寒くなかったので)、翌日にホテルから電話があったのだ。
確認したはずなのに…。
もうひとつ、旅で紛失したものがある。
どこでなくしたのか全くもってわからない。
旅のかなり早い段階でザックの中から消えていた。
たぶんザックに入れて来なかったのあ、と思っていたが、帰宅して探したらなかった。
どこかで失くしたのだと思うが、まったく心当たりがない。
一度も使った(本を読んだ)記憶がないのだ。
うっすらと憶えているのは…甲子園からリムジンバスに乗りこんで本を読もうとしたらザックの中に見当たらない。
iPhoneで小説「じんかん」を読んだ。
そのときはザックの奥底に入りこんでしまったのだと思っていた。
空港に着いて、秋田便の欠航を知り、それどころではなくなり、いつのまに確認するのを忘れていた。
まさかなくしているとは想像もしなかったし。
それくらいのタカをくくった感覚。
帰宅してない!となった。
はて?
もし深浦のホテルの部屋に忘れていたらニットキャップといっしょに報告してくれるはず。
その時点でザックになかったのは確認済みだし。
そもそも旅のあいだには一度も見た、手に触れた記憶がないのだ。
オレ、いよいよヤバいのかな?
前日、充電したのは憶えている。
旅に本を持たずにこれだけでいい、とザックに入れた…はず。
可能性として唯一あったのはリムジンバスか。
バス会社に確認した。
折り返し電話があってKindle(タブレット類)の忘れものはないとのこと。
そうそう、空港のラウンジで搭乗前にザックから出そうと思って探したら見つからなかったのだ。
そのときに、あ、持ってくるの忘れたわ、と思ったのだ。
思い出した。
はて?
どこに消えたか?
ニットキャップとマフラーと同じように誰かが知らせてくれるところでなくしたのではないのだろう。
こつ然と消えていた。
Kindleはかなり古い型(第5世代)で、メルカリで3200円で購入したもの。
カバーもついていて、読みやすく、気に入って使っていた。
容量も2GBだが必要十分だった。
Kindleちゃん、いったいどこへ消えてしまったのだ?
朝の雨で路面が濡れていた。
転倒の恐れもあるな、といい機会なのでヘルメットを試験的に被っていく。
走行しているときは軽くてフィットしているので違和感はない。
課題は駐輪場でどうするか?
自転車のワイヤーロックにヘルメットの本体部分を通してみた。
路上なら不安だけど駐輪場の上段に上げてしまえば少し安心感が増す。
常時持っていけばどこかで忘れてしまう可能性もある。
しばらくはこのやり方でいいか、と思う。
Kindleは行方不明なのでiPhoneで今村翔吾「じんかん」を読了した。
数年前に直木賞候補となったときに気になっていた長編。
今村翔吾の小説は「塞王の楯」「幸村を討て」「八本目の槍」「蹴れ彦五郎」と読んでこれが5冊目になる。
あの戦国時代のくせのある武将、悪人として有名な松永弾正久秀の生涯を描いたフィクションだが、滅法面白かった。。
歴史は勝者のもの、敗れ消えた者は悪として語られる。
されど事実は…という、苛烈ではあるが、ある意味で爽やかな生涯として伝えられる。
史実(あるいは伝説)と巧みに合致させている手腕にはエンタメ作家としての実力を感じました。
そもそもは反旗を翻しながらあの苛烈な信長が二度に渡り許したという事実を発端としているのだろう。
そこになにかワケがあるのでは?
単に松永が持っていて茶器のせいだけではあるまいと。
駅前ビル地下の飲み屋街は酔客で溢れていた。
どこもかしこも混んでいた。
こんな店が? という居酒屋もほぼ満席。
なんで今日が?
降り出した雨に雨宿り?
花金?
ウエダ商店も焼酎水割りのミニ缶を冷蔵庫から出して、何も注文出来ず、270円だけ払って出た。
コロナ以前には、どこもかしこも混んでいる という今日のような日が年に何度かあったなと思い出す。
吞むのは諦めてサンマルコでビーフカレーを食べて帰宅。
旅先ではなんともなかったのだが、今日は上唇のピクピクが再発。
顔面神経痛の予兆?