大阪ビジネスパークの欅並木を歩いて出勤する。
桜が終わるといつも ハッとする。
いつのまにか視界が緑に覆われている。
天地真理が脳内再生された。
マイナーコードの愁いを秘めた歌。
若葉が街に 急に萌えだした
ある日私が 知らないうちに
あなたのことで 今はこの胸が
いっぱいだから わからなかったの
(「若葉のささやき」詞 山上路夫 )
若葉が街に 急に萌えだした
歌われているのはまさにこの風景だ。
昨日で仮編集が終わり、今日はデスクでもろもろの準備作業。
午前中は自宅作業だがほとんど何も進まなかった。
やるべき作業が全然進まない。
あらゆる面でのスペック低下は否めない。
処理能力、作業量、スピード、持続力、回復力 …いろいろ思う。
工業製品として全てがポンコツ化。
四十代くらいだったら2時間で終えられる作業量に半日かかる。
スケジュールには十分余裕があるはずなのに…。
でも、もっと、もう一段階ゆるめに設定しないと生き残れないかなと思う。
帰宅後、夜はプールで水中ウォーキングと風呂とサウナ。
先週観た映画「パスト ライブス/再会」のレビューを読む。
FM802の野村雅夫氏の短評は概ね好意的、なるほどこういう見方があるのか、
この映画が生まれた背景は…、他作品との比較論などなど。
めちゃ参考になって面白かった。
重要なシーンに流れているのがゼムの「ドントルックバック」だそう。
あれはヴァン・モリスンの声だったのか。
こういう音楽の知識の有無も楽しめるかどうかの差だな。
当初思っていた韓国流のドラマチックな恋愛劇では全くなかった。
新潮クレストブックスにあるそうな純文学的な作品でした。
「自分にもあったかもしれない」と思わせる。
今日でJRの定期が終わった。
ずっと先のことだと思っていても終わりはいつか絶対に来る。
スペック低下のきょうは後向きな人生観が浮き彫りになる。
深夜までテロップ原稿の作成作業。
とっくに済んでないといけないはずなのに…焦る。