朝の時間がないと日録の更新が止まる。
日録を書くのはなぜか午前中にしか出来ない。
今日の午前中は動画編集をしてしまったのでまた日録が溜まることになる。
NHK「あさイチ」で『わたしの台所物語』という企画があって見逃し配信で見た。
これがなかなかいい。
一編の優れたエッセイのようで、ほろっとさせられたり、人生を見つめ直したりする。
まさに “台所には人生がつまっている” ようだ。
90代の女性が独り暮らしをしていた一軒家を借り受けて住んでいる人がいる。
書道教室の先生 しげ子さん 70歳。
その台所は釘だらけだった。
山口しげ子さんは3年前に北海道千歳市の平屋建てのおうちに引っ越してきた。昭和のガラス扉、開閉式の食器棚は手作り。90代の女性が一人で暮らしていたという。山口さんはたくさん打ってあるクギに驚いたが、調理器具を吊るすと使い勝手が良いことに気づいた。山口さんは90歳のおばあちゃんが手際よく立ち働く姿を思い描くようになり、山口さんは思いが高まりすぎて手紙まで書いてしまった。引っ越しのキッカケは夫が認知症と診断されたから。最近になって山口さんはおばあちゃんが自分と似た境遇だったと聞いた。山口さんはおばあちゃんが力を貸してくれていると感じるという。
しげ子さんの飼っている犬の名前が「テン」ちゃんだった。(笑)
もう一人が独り暮らしの男性 村松さん。66歳、ヒロと同学年だ。
生きることが趣味、命をかけて食べているという。
静岡の一軒家。台所には複数の電球が下がり、窓には緑の断熱材。住人の村松さんは無職で、節約生活をしている。無いと困るのが蒸し器。10年前に大病を患い、台所に立つようになった。扇風機は電球と連動。バナナの皮は乾燥させて土に返す。
村松さんは本人曰く「流されて漂ってきた人生」だという。就職して中古の家を購入し、高金利のローンでボーナスは消えた。彼女とは自然消滅。バブル崩壊でリストラに会い、体重は100kgを超えた。56歳で心筋梗塞となり、初めて台所に立った。台所は次第に生きていることを実感する場所になった。
村松さんは決めたことはきっちりやる。
野菜を一日300グラムとる、運動は必ず続ける。
ヒロに似ているなと思った。
自分にもそういうところはあるけど、僕はアバウトさも混じっている。
ぼくらの台所物語を考える。
年度替わりでもあるし、PHASE替わりでもある。
それだけじゃなくて人生の予感めいたものがある。
ラストチャンスかも?…と。
動け! と天啓を受けているような気がする。
ナレーション撮りの立ち合い。
夜にも3分番組のゴルフトーナメントのハイライト追加とそのナレ録りがある。
久々に社員食堂で夕食。
あすはまた京都で取材、早朝ではないが9時に家を出る。
きょうは桜を堪能しようとさくら夙川駅までオアシスロードを徒歩往復。
おそらく桜はいまがピークだろう。
昼と夜、20枚近く写真をアップする。
まだまだフォト日記は続く。