Spring has come いっきに春が来た。
そんな感じの一日でした。
体重が増えた。
71.40キロと去年9月に71.60になって以来の今年最重となる。
体重管理についてはシリアスではないけど思うところあり。
ダムの水が満水になる前に決意しよう。
昼前、ナレーション校正に図書館の自習室へ歩いて行く。
道すがら桜をチェック。
サクラ咲く! と言えるのは4月に入ってからかな。
午後は美術の時間。
自転車で大谷記念美術館へ行く。
下着の半袖シャツにネルシャツ、いっきに薄着になる。
シニア市民の料金は一人600円、ふたりで1200円です。
映画館の「夫婦50割引」で喜んでいたのは何年前だ?
いつか順番はまわってくるのです。
『須田国太郎の芸術ー三つのまなざし 絵画、スペイン、能狂言』@西宮市大谷記念美術館
そのまま僕だけ大阪へ出る。
次は音楽の時間。
中山瞳トリオ@ロイヤルホース
開演まで少し時間がある。
二十代や三十代前半、あの店、この店、曾根崎あたりでよく飲んだ。
その街の変わりように驚く。
かつては外国人なんて一人も見なかった。
(いたとしても目立つことはなかった)
「亀すし」の前に外国人旅行客が行列をつくっている。
曾根崎小学校の跡地はホテルになっている。
バーなかしま、北サンボア、ひさご、珉珉 …。
かろうじて生き残っている店を見てかつての映像が脳内で再生される、
変貌、街は生きていて、新陳代謝を繰り返してるんだな。
古いものは死に絶え、新しいものに置き換わる。
街のリニューアル。
リニューアルはそのまんま更新の英語だが、更新とはニュアンスがちょっと違う気がする。
いびつに変わってしまった街はどこか映画のセットみたいに馴染めない。
つまり僕ら世代のために用意されたセットではないということだ。
人生も酒場街もいつまでも大手を振って歩いていられるわけではない。
もうすぐ死ぬ …というのはこういうことなんかなと思った。
6時半にロイヤルホースに入る。
カナディアンクラブのボトルを入れる。
ライブが始まるまでKindleで読書、プロ野球開幕戦の速報を見ながら過ごす。
これもまた至福の時間。
生まれて初めてジャズを生で聴いたのはいつだったか?
金沢ではジャズ喫茶でレコードを聴いただけだった。
記憶をたどると…そう、東京の新宿ピットインという店で今田勝トリオを聴いた。
1981年の2月だ。
今田勝が「アンダルシアの風」というアルバムを出した頃だったと思う。
もう映画のワンシーンのよう、浮かぶ映像はフィルム画質だ。
中山瞳トリオ、一曲目は明石と同じ「Come Rain or Come Shine」
瞳ちゃん、彼女が初めてここのステージに上がったのは「19歳からでした」とのこと。
え? 19歳でジャズクラブのステージ!
彼女の演奏はこのトリオ以外にも平野翔子や小柳淳子のヴォーカルとのステージを合わせると10回は軽く超える。
明石のライブでも客に気になる女性がいたが、今回も目線の先に、おそらく別の人だが…いた。
ニコニコ笑顔で楽しそうに聴いていた。
ドラムスの彼の関係者かな?
曾根崎あたりや西天満の変貌に刺激されたのか、ライブ明けで久々にアフターアワーズへ行く。
フォアローゼスのボトルがまだあった。
途中から旧知のナカザト君が来て、昔話で盛り上がり、3杯目。
帰宅したのは日付変更線を越えていた。
2日連続の深酒、そろそろ綱紀粛正のとき。
今日は20枚以上写真を撮る。
キャプションは追って記す。