9月、夏から秋ということだけど秋ではない。
北風が吹き、寒さに震え、雪が舞うなんて世界が数ヶ月に来るなんてことを微塵も想像出来ない。
残暑の今頃になると冬に憧れる。
こんなシーンだ。
僕は山歩きの格好で森の中を歩いている。
季節は初冬、木々は葉を散らし、サクサクと枯葉を踏む音がする。
空腹だ。
このシーンには腹を減らしておくことが必須。
日帰り用のザックに必要なものが入っている。
小一時間ほど歩いて、少し開けた場所で休む。
ヘリノックスのチェアを出して座る。
メスティン(長方形の飯ごう)に水を入れ、ガスストーブに乗せる。
沸騰するとチキンラーメンを放りこむ。
具は刻んだ葱とツナのオイル煮の缶詰と卵。
保冷ボトルにつめた濃いめのウイスキーの水割りを一口飲む。
煮こまれつつあるツナ、胡椒を効かせてつまみにする。
やがて3分が経つが煮こみ続ける。
弱火にして煮こみラーメンとして食べる。
ときどき水割り。
つまみは煮こまれて味のついた卵。
ラーメンを食べ終わる。
しばしウイスキーを飲む。
そんなシーン。
12月半ばくらいになったら能勢の妙見山あたりの森へ行こう。
きのうマサオの見舞いで心身ともにダメージがある。
今日は休養日とする。
配信ドラマばかり観続けた。
他にしたのは、番組予告ページ作成とSNS告知と、水中ウォーキングとラジオ体操とスクワットとストレッチ。
済ませるとまたドラマを観た。
韓国のウェブトゥーンを実写化した「ムービング」は超能力集団もので、韓国の南北問題とうまく絡めたエンタメになっている。
*ウェブトゥーンは韓国発のデジタルマンガで、「ウェブ」と英語でマンガを意味する「カートゥーン」をくっつけて名付けられた。 1990年代に生まれ、その後韓国の急速なIT化により2000年代ごろからブレークした。
超能力を隠したまま現在を生きていく子供たちと、過去の悲しい秘密を隠したまま生きてきた親たちが、時代と世代を越えて迫る巨大な危険に共に立ち向かう超能力アクションヒーローもの。
ここに韓国ならではの安全企画部や国家情報院や北のスパイなどが登場し、ポリティカルな趣向が加わる。
けっこう楽しめる。
「悪鬼」のキム・テリから女優に惹かれている。
一昨日は若手の井川遥似のコ・ユンジュンのことを書いた。
8話以降は彼女、役名イ・ミニョン(ハン・ヒョジュ)がいい。
みすぼらしい格好をしていて、コミカルなお母さん役をしていても、「この人きれい」と気になっていたら、物語が過去に遡り、凄腕の美しい女性工作員として再登場した。
韓国俳優の名前は憶えられない。
そもそも憶えようとする気がない。
いまは気になったらネット検索すれば過去作は出てくるのに名前と顔が一致しない。
要は憶える気も、憶える必要もないからだろう。
若い頃はすぐに定着したのに、片っ端から忘れてゆくぞ悲しき。
ま、日本人俳優でさえ憶えてないのに…何をか言わんやイワンのバカである。
韓国の男優だと名前と顔が一致するのは…ソン・ガンホ、ペ・ヨンジュン(映画は観たことがない)、イ・ビョンホン、ハ・ジョンウくらいか。
キム・ユンソク、ファン・ジョンミンは調べたら、ああ、あの映画に出て人ね、とわかるくらい。
意外にも女優はもっと少ない。
「リンダ・リンダ・リンダ」や「空気人形」「グエムル」「ベイビーブローカー」のペ・ドゥナ、「新聞記者」のシム・ウンギョンくらい。
最近「お嬢さん」「悪鬼」でキム・テリを知り、彼女はたぶん忘れない。
「ムービング」でコ・ユンジュン、ハン・ヒョジュを知ったが定着するかは疑問。
でも、名前は定着してない。
調べたらわかる程度。
韓国映画や中国映画を観ていると、自然とどこか似てる日本人俳優を探している。
日本人俳優だとその役だけでなく、実はこの人は…と不要な情報が混じる。
それは良くない。
そうじゃない韓国や中国映画だと、すんなり役がハマる気がする。
それとアクションシーン、暴力シーンは明らかなに韓国の方が上だ。
「ムービング」にも韓流メロドラマのヒロインぽいシーンもある。
韓国にはチケット喫茶という風俗形態があることを初めて知った。