地球は丸い。
夏が去って行くときは背中と後頭部が最後に見え、秋がやって来るときは頭頂部から顔、胸が見えてくるはず。
夏はいまだ堂々と全身をさらして悠然と9月の日本列島を歩いている。
陸上の近畿選手権の撮影に行くか行くまいか迷うが…自重する。
それほどのニュースバリューはないし、Hディレクターの1カメに任せた。
それにしても昨日まで合宿取材へ行っていたHはタフです。
ときどき熱が出たりするがそれも生命活動の活発な証で…羨ましい。
「ムービング」の続編は6日公開だ。
愛読しているブログを観たらこんな配信ドラマが紹介されていた。
hikikomoriobaba.hatenadiary.com
奇しくも韓国ドラマで、奇しくも「ムービング」と同じくウェブトゥーンが原作らしい。
70歳まで仕事一筋で幸せな家庭を築いてきた「シム・トクチュル」。 彼にようやく自分の夢を実現する時が来た。それはバレエだ。 「トクチュル」は子供の頃、初めて見たバレエに衝撃を受けて以来60年、バレエへの憧れを胸に秘めていた。 家族の猛反対や人々の冷たい視線を受けた「トクチュル」だったが、バレエに挑戦する気持ちは揺るがない。 「トクチュル」は、町で偶然見つけたポスターを頼りに、小規模なバレエ団の門をたたく。ここでトクチュルは、有望な若手バレリーノの「イ・チェロク」に出会い、「トクチュル」は彼にバレエを教わることになる。 少々ひねくれた性格のチェロクと共に「トクチュル」は新たな挑戦を始めることになる。果たして「トクチュル」は無事バレリーノになれるのか!?
1話と2話を観た。
70歳のトクチュルはきっぱりと老人、顔のくたびれ具合も体型も正真正銘のおじいさんだ。
僕もこの世代で、もちろん感情移入出来るけど、どこか違和感が拭えない。
正直言えば、66歳になってもいまだ老人の自覚は50%くらいしかない。
関川夏央がどこかに書いてた “自己像は老けた青年だが、客観像はせいぜい中年晩期。有り体には初老期。この落差の中に「おじさん」の悲しみがある” と表現された時代は10年前に過ぎたが、僕の中にはいまだおじさんからも脱し切れていない自分がいる。
言い換えたら…
“自己像は中年だが、客観像は前期高齢者。有り体には初老期。この落差の中に「若葉マークおじいさん」の悲しみがある”
トクチュルに自分を無理やり投影し、複雑な思いで「ナビレラ」を観る。
全12話なのでまだまだ楽しめる。
日没後、ジョギングに出る。
土曜日の海辺、しあわせな人々。
キロ計測した。
最初は巡航ペース、余力がありそうならバスケコートあたりからギアチェンジしよう。
残り200mくらいだろうか。
ペースアップする。
さほどスピードは出ない。
息切らせてフィニッシュ。
タイムは5分46秒、一応66歳シーズンベスト。
たぶん5分30秒くらいまではいける。
でも、このペースでハーフが走れるか?
想像も出来ない。
でもこれって…ちょうど10年前、56歳のときのハーフのベスト1時間55分より遅いペースなのか。
あのときはキロ5分27秒で21キロ走れたのだ。
この筋力、心肺機能、スタミナをこの十年で失ったのか…。
持続しないとこうなってしまうのか…!
本日の夕食はランプステーキと焼野菜でした。