🎵 ザンショ〜 ザンショ〜 で半年暮ら〜す! よいよい
デカンショ節ではないけど、残暑は身と心に堪える。
8月の終わりになれば、一日くらい「今日はめちゃ涼しいね」という日があっても良さそうなのに、週間天気も最高気温35℃、最低も26℃を下回る日はない。
半年も夏が続いているような気がして天を呪いたくなる。
暑い中、今日は編集チェック。
そそくさとプレビューを適当に済ませて地下鉄を乗り継いで谷町四丁目へ出る。
セルジオと店の前で待ち合わせ。
今日は谷町三丁目の吞吞亭(どんどんてい)で飲む。
吞吞亭は先週、上町台地を散歩しているときに見つけた。
サラリーマンや公務員御用達の飲み処で、かつては「点」という名前の食堂だった。
二十代後半、当時働いていた会社のオフィスがこの近所にあり、会計士の先生に紹介された店だった。
5時半過ぎに入店すると先客の勤め人2組が飲んでいた。
店の雰囲気は当時のままだった。
一人や二人客向けではない4人席6人席のテーブル。
おそらく30年以上前に僕らが来た頃からずっと使われて年季が入った卓。
やがて仕事終わりのグループ客で満席となる。
同行のセルジオがインスタに当を得たキャプションつきで写真をアップした。
昭和から平成、令和……幾多の時代のざわめきが染みこんた空間。
瓶ビールで始める。
大皿から選んだ、ピリ辛こんにゃく煮、みんな大好き 赤ウインナー などで飲む。
一皿が昔風にボリューム満点、なるほどここは独酌向けではなく、みんなの酒場だ。
そして、名物フライ麺が届く。
テーブルの登場したとき、誇張ではなく、音がした。
どか 〜 ん !
もうもうと湯気を立てる一品は暴君のような存在感だった。
こいつに勝てるのか?!
赤いレンゲですくって小皿に分ける。
直箸だったら折れてしまうだろう。
一掬いが重い。
感嘆の声をあげていたセルジオも、しばし無言になりこの怪物料理を食い始める。
僕もボーマンのことは忘れ、黙々と食い続ける。
しばしビールの手は止まる。
いっきに、休むことなく走り続けないとこの大皿暴君には勝てない。
二人無言でワシワシと食い続けた。
当時はこれを4人とか5人とかで食べたのだろうな。
高齢者二人、ともに残したくないという気持ちは一致していた。
全力で完食する。
もうビールは入らない。
食後酒にいいちこのロックを一杯飲む。
胃袋が膨れあがった。
ひさしく無かった感覚。
腹一杯、苦しい。(ボーマンではなく正しい満腹)
少し歩こう。
天満橋駅でセルジオと別れ、川沿いを天神橋、天神橋筋商店街と歩き続ける。
帰宅後、Disney+「悪鬼」の11話と最終回の12話を観た。
9話あたりから急展開、手足をつかまれて奔流に流されているが如く。
全12話、一話が平均で65分くらいあり、これだけ長いと意味不明のシーンや台詞も多々あるが、パワーで引きこまれた。
韓国ホラー恐るべし。
そして、天晴れ!キム・テリ。
「扉を……開けたわね」
口元を少し歪めるだけで震え上がる憑依演技は鳥肌もの。
熱帯夜を少しだけ涼しくしてくれました。
「悪鬼」を見て興奮して眠れない。
同じDisney+の韓国ドラマ「ムービング」を見始めてしまう。
これまた魅力的な女優さんが…!
以下、フォト日記です。