ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2023年7月25日(火) 10年ぶりの白山行 Day3(福井延泊の段)

ベッドから見上げた福井の夏空

 

ひょんなことから一人目覚める福井の朝。

宿は福井の常宿 城町アネックスで一泊7000円。(じゃらんポイントで6500円)

加齢による遅れ、登山計画の読み違いでの損失は…

・福井での宿泊費 6500円

・指定席特急券 2730円 *乗車券は有効期間内

レンタカーは延長料金なし。

帰りは青春18きっぷスタイルで敦賀まで普通、敦賀から新快速にする。

1万弱の出費。

でも、登山の無事、大げさに言えば、山から生きて帰ってきただけで満足です。

自分のいまの力量とコンディションも知ることが出来た。

夏山を十二分に楽しめた。

大満足です。

 

城町アネックスの玄関からの風景がいい。なぜかいつも真夏。

 

7時過ぎから福井城内を散歩する。

以前にナイト陸上で泊まったときも歩いた県庁と県警本部のある城内だ。

あのときも盛夏で本丸跡の池に蓮の花が咲いていた。

今回もやっぱり一輪咲いていた。

ファミマでアイス珈琲と朝食用のパンを買ってホテルに戻る。

風呂に湯を張りながら部屋でiPhoneradikoを聴く。

なぜかで毎日放送の「ありがとう浜村淳です」に合わせる。

作家の森村誠一さんの訃報にふれ、思い出を語る。

人間の証明」の公開のときに試写会で一度だけ会ったそうで、腰の低い物静かな人だったと印象を話す。

その際、浜村さんが西条八十のあの詩をステージで朗読したらしい。

 

 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?

 ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、. 谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

                          西条八十「ぼくの帽子」

 

関西弁で読まれる詩に森村氏は「ずいぶん印象が変わりますね」と笑っていたとのこと。

18年前、僕も霧積温泉へ行った。

軽井沢から碓氷峠を越えて、山道を歩いて4時間の金湯館。

森村誠一もそこに泊まった。

 

9時、タイムズレンタカーへ日産ノートを返却する。

たまたまだが延長料金なしで済む。

事故にそなえてフル保証したので丸2日で14000円したがそれはそれでいいのだ。

 

福井も朝から猛暑だ。

新幹線開業を来年春に控えた福井駅

ずっと先のことだと思っていたら来年か…。

ずっと先のことは意外とすぐにやってくる。

レコード盤も終盤になると円周が短い。

晩年、もう死ぬ。

福井駅、学生の頃に訪れた田舎駅から一変した。

あのころは昭和の白黒映画に出てくるような駅舎とホーム、駅の2階にあった食道街で蕎麦を食べた。

いま、周りには恐竜とガラス張りの商業ビルが林立する。

プロバスケットチームが上位リーグに入るらしくチーム名を冠に記したビアガーデンが出来ていた。

 

福井駅を10時11分の敦賀行き普通に乗る。

敦賀で缶ビールと焼き竹輪を買いこみ新快速姫路行き。

吞み鉄も缶ビール一本分くらいがちょうどいい。

敦賀から北陸本線上りはループ線、ぐるりと反時計回りに峠を越える。

そのカーブを愉しみながらビールを飲む。

 

お堀のぐるりを朝の散歩、すでに暑い。

とんがり屋根の城町アネックス、家族経営のプチホテルだ。

無料駐車場がうれしい。僕と相性の悪かった日産Note-ePower

これが福井?

新幹線開業、ガラス張りの向こうには三国方面へ行く えちぜん鉄道 の車両。

吞み鉄の定番 サッポロ黒ラベルと焼き竹輪