いま思えばあの時代のBGMだった。
トランク一つだけで 浪漫飛行へ In The Sky 飛びまわれ この My Heart
まさか…僕がこの曲を生で聞くとは、あの時代には想像もしなかった。
7月になった。
2023年の後半が始まった。
はじまりは雨。
梅雨だから半分くらいの確率で雨。
あす放送の番組予告をTwttter用に編集してアップする。
在宅だけど仕事はした。
ヒロに誘われて米米CLUBのコンサートへ行く。
米米CLUBというバンドは知っていた。
奇抜な衣装、その割に歌はポップな流行り歌風でコマーシャルな印象。
調べたら1990年あたりから売れ出している。
バブル末期?
日本は今より10倍ほど元気だった。
僕もそうでした。
毎年長い休みをとって海外へ行ってた頃だ。
楽しかったなあ。
米米CLUBでヒロが知っているのは5曲だけだという。
そこまでファンじゃない。
僕は「浪漫飛行」「君がいるだけで」の2曲だけか。
ステージが楽しそうだから行ってみたい、と言われ、行くことになった次第。
4時過ぎに家を出て、三宮で早めの夕食にスパゲッティを食べ、会場へ。
神戸国際会館、客層は五十代中心で、そのジュニア世代もちらほら。
ユーミンや井上陽水よりも若いが…若く見えるが、ま、似たり寄ったりかな。
若い層から見たら同じ、おじさんおばさんだ。
幕があがるといきなり前の客が立った。
立たざるを得ない。
ライオンの帽子を被ったカールスモーキー石井が歌い出す。
🎵 風きる 銀の矢 流れる たてがみ 嵐をつらぬく 白い獅子レオ
ジャングル大帝の歌だ!
いきなり総立ちかい!💢
ツアーのテーマがワイルドソウルだからか。
ステージもサバンナ風だし。
(ついで言えばライオンはジャングルにいないし…ってこれは手塚治虫のせいか)
次に歌ったのが「浪漫飛行」だった。
🎵 トランク一つだけで 浪漫飛行へ In The Sky
わかってらっしゃる。
これも僕みたいなのにも楽しめる。
ずっと立っていた。
疲れるわ。
隣のおっさんが途中で坐って休憩する。
負けるもんか。
静かな曲に合わせて坐る。
ですよね。
衣装は奇抜だけど、彼らの歌は歌謡ポップスだ。
「君がいるだけで」は西城秀樹の曲だよ と言われてもナットクする。
知ってる2曲をもう聴いてしまった。
2時間弱、ステージを楽しむというより、ずっと時代を回想していた。
米米CLUBの良き観客ではないよね。
1990年代か…。
僕は30代前半だった。
あれこれ思い出す。
時代の曲…「真夏の果実」「愛は勝つ」「浪漫飛行」「どんなときも」「WON'T BE LONG」「クリスマス・イブ」
あのころ、僕はどんなジャンルの曲を真剣に聴いていたのだろう?
もうCDの時代だった。
ジャズやクラシックやワールドミュージック、アイリッシュトラッドとかだったかな。
気取ってんなあ。
カールスモーキー石井は63歳。
もっと若いと思ってたけどほぼ同世代じゃないか。
ステージのホーンセクションやダンサーやバンドも同じくらいか。
若い!
まだまだ頑張ってるな。
そこそこ満足して会場を去る。
神戸の地下街はなぜか混んでいた。
帰りの電車でいろいろ検索する。
誰ひとりコロナの時代なんて想像もしなかった。
未来から来た人間だから言える。(笑)
「浪漫飛行」は1990年のJAL、その年のANAは何だったのだろう。
JASは伊丹と釧路とか帯広とかの地方を結ぶ路線があったのだ。
ANA SPORTSRESORT沖縄 - 石田ゆり子 - ♪ 山下達郎 「踊ろよ、フィッシュ」 - YouTube
ANAの1987年は山下達郎の「踊ろよ、フィッシュ」でキャンペーンガールは石田ゆり子だった。
当時のCFがYou-Tubeにアップされていて、豪快にバタフライを決めている。
さすが水泳部!
ヒロと見て思わず「かわいい!」と声に出る。