ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2023年5月2日(火) 心 臓 は 動 き 続 け て い る

要するに構造的には問題ないが、ポンコツになってます、ということ。

きょうは朝イチで予約しておいた渡辺心臓・脳血管センターへ行く。

なんだかシリアスな施設名ですね。

診断結果がシリアスでは無いことを祈りながら…。

 

去年の夏、いわゆる心臓ドックのつもりで心臓冠動脈のCTを撮った。

動脈硬化の不安要素が多い身の上なもので65歳という区切りで受けたもの。

そのCT画像の診断は…その日の日記にこう書いた。

14時にイーマビルのスマート脳ドックで8月に受けた肺・心臓冠動脈CTの所見を聴く。

冠動脈に少し石灰化が見られる。

心臓弁膜症(二尖弁)の疑いがある。

とこことで、専門病院へ紹介状を書いてもらう。

これが深刻なものなのかはわからない。

とにかく、あえて調べたらいろいろ出てくる。

脳のMRI結果も同様だが、よほどの事態でない限りほどほどにしておこうと思う。

そのときにもらった紹介状を半年以上放置してしまった。

老化とともに弁膜症は発症しやすいという記事も読んで、ここはマジメに受診しようと決めた。

弁膜症だったとしたら心不全を起こしやすいという記述にも脅された。

いずれの弁膜症も進行すると「心不全」と呼ばれる病気の状態になります。しかし最初の頃は「疲れやすい」、「休む回数が増えた」など、体力が落ちた、年を取ったせいだと勘違いされる症状のことも多いです。さらに進行すると、息切れやむくみといった症状が出てきます。 それに加えて、弁膜症の種類ごとに特徴的な症状が出てくる場合があります。 

https://www.ach.or.jp/dept/heart-team/disease/heart-valve.php

 

紹介状を読み、CT画像を見た白髪の医師は…

「確かに石灰化はありますね。でも、これは年齢相応かな。弁の異常はエコー検査でわかると思います。冠動脈肥大がシリアスなものかは造影剤を使ってCTを撮る必要がありますね。このあと(造影剤投与可能か)血液検査と心電図とエコーやります。」

とのこと。

 

採血、心電図と済ませて、エコー検査は別棟へ移動する。

しばらく待たされて同じ医師に所見を聞く。

エコー検査は動画だった。

心臓の内部が動いている。

この動画が今日で一番ドキッとした。

心室と右心房をつなぐ弁が鼓動に合わせて(?)開いたり閉じたりしている動画。

他の生物、地球外生物を見てるみたい。

こうして、僕の心臓は休まずに66年以上動き続けているのだ。

胃腸はときに負荷を減らせて休ませることが出来るが、心臓は動き続けている。

あともう少し頑張ってね、と心臓を見た。

 

去年の夏の冠動脈CT画像で3つある弁の膜が2つしかないのでは?(=二尖弁)という疑いがあると指摘された。

http://citec.kenkyuukai.jp/special/?id=25700

大動脈2尖弁は大動脈弁にみられる先天的な疾患で、200人に1人程度発生すると言われています。 通常は3つある大動脈弁の弁尖が2つという形態的異常は、時に狭窄や逆流の原因になります。 また大動脈弁にも狭窄や拡大などの形態異常を伴うことがあります。生まれつき大動脈二尖弁があると、若い人でも大動脈弁狭窄症になることがあります。 2.どのような症状が出るの? 心臓の圧が高まるために肺に負担がかかり、息切れや呼吸困難を生じます。 心臓から出ていく血流が少なくなるために、脳の血流も低下し、めまいや失神を起こすことがあります

エコー動画を見た結果は…

「弁はちゃんと3つありますね。しっかり開いたり閉じたりしてます。健全な状態です。」

ひとまず安堵した。

でも、安心材料ばかりではない。

血管に石灰化が見られるのと、冠動脈が肥大しているのが認められる。

これは加齢とともに起こる症状らしいが、僕の場合は血圧、血糖値、コレステロール値も高いので生活習慣に気をつけるのは当然、規律のステージをもう一段階上げないといけない。

*血管内の石灰化はこびりついた詰まりの原因になる血栓を自ら修復した結果らしい。

 それが認められるということは血栓が溜まりやすいということで要注意なのだ。

 

弁膜症の疑いは晴れた。

まだ冠動脈内の詰まり具合を調べた方がいいと言う。

3週間後に造影剤をつかったCTを撮る予約を入れる。

 

あと、心電図。

「左前枝ブロック」と示される。

これは何か異常があるの?

若い頃にも健康診断で心電図をとると3回に1回くらいでこの記述があった。

医師は「これは異常がある可能性があるという電気の現象なので、調べてなければ問題ないです。」

単なる現象、眉と眉の間が広いとか狭いとかと同じだと言われた。

そうなの? (笑)

心疾患が隠れていないか要検査である ということで、調べて疾患がなければ単なる特徴に過ぎないということらしい。

リズムの裏打ちみたいなものか?(違うか)

 

帰宅して昼食。

午後から出勤して老老介護的な編集チェック。

かなり問題の多いVTRだったが、最低限の手直しでスルーしておく。

少しボーマンの気配を感じたので夕食は雑炊にしてもらう。

 

 

Kindleで「男たちは北へ」、紙コミックで「BLEE GIANT SUPUREME」を読み進める。

黄金週間の寝る前のささやかな楽しみ。