桜の季節も最終章、フィナーレを迎え、身の回りの世界が艶やかになってきた。
ことしは山の桜は咲くのだろうか、と不安視していたが玄関ドアを開けたら…!!!
六甲の山肌にサクラ色のラインが浮かび上がるころ、里では落花盛ん。
夙川オアシスロードは敷き紅葉ならぬ敷き桜、敷き花弁が狩野派の襖絵のようだ。
体重が71.50キロ。
ことし最重になった。
この日録も今日9日の時点で2日から8日、一週間分が滞留している。
身体も心も澱がたまっている。
そろそろ、いや、今日から緊急事態宣言を発動しよう。
一週間で体重を70以下、8日間休肝日なしだったから断酒。
こういうの軌道修正をちゃんとしないとダムから水があふれ出す。
2018年の夏から秋、ダムから水があふれた。
体重の減少と血糖値の急上昇、糖尿病再発。
(糖尿病は完治はないので再発という表現はないかも)
次にあふれ出したら健康寿命を大きく縮める。
腎障害、血管障害、失明も現実となる。
高齢者であることを自覚せよ。
もう次はない。
大谷3号、逆方向に放りこむ。
別に水を差そうとは思わないが、尋常ではない打棒を見て、ふと思う。
いつか大谷翔平にも衰えるときが来るのだろうな、と。
意地悪な感情とは違う。
長く生きていると知るのは「何ごともいつか終わる」という絶対真理。
同世代のヒロとよく話すのは具志堅用高のことだ。
1970年代後半、具志堅用高はジュニアフライ級の世界チャンピオンだった。
当時はゴールデンタイムに世界タイトルマッチが放送されて、軽量級にもかかわらず、
パンチ力があり、ノックアウトで勝つ具志堅の試合は人気があり、必ず生放送をかぶりつきで観た。
その勝ちっぷり、その強さに圧倒された。
1981年の4月だったか。
僕は二ヶ月のバックパック旅行から帰国した。
新聞の紙面に「具志堅TKO負け」の文字が!
具志堅が負けた。
想像も出来なかった。
テレビニュースで映像を見た。
あの具志堅用高が崩れ落ちていた。
いまヒロと話す。
「具志堅が負けることを想像したことがなかったから、あれは衝撃だったよね」
井上尚弥がノックアウトされるのは想像も出来ないけれど…。
大谷翔平もいつかスタメンから外れるのだろうか。
それとも、その前に勇退するのだろうか。
「何ごともいつかは終わる」
「いつか終わる」は辛いときには救いだけれど。
この絶対真理を時々は忘れてしまうのだが…。
鴨長明は絶対真理を書いた。
午後から仮編集のチェック。
少し手直しして強制終了。
今日は吞まない。
ラーメンでも食べるか。
と思いつつ堂チカへ寄るがカドヤ食堂がお休み。
向かいはインディアンカレーだ。
当然のように安全策、いや安心策を選択する。
ことし4度目のインディアン。
今回はスパでなくライスにした。
卵をつけた。
オンデマンドで「舟を編む」8話を観る。
吞まない夜は10日ぶりだろうか。