どかーんと浅間!
車坂峠から浅間山の外輪山最高峰の黒斑山(2404m)に登る。
眼下に絶景、足もとに高山の花々、眼前にどかーんと活火山。
僕らにしては珍しく日曜日の山でしたが、満足度120%の山行でした。
【行動ログ】
西川ペンション〜[🚕レンタカー]〜車坂峠パーキング〜 登山スタート🚶〜(黒斑山表コース)〜 槍ヶ鞘 〜 トーミの頭(🍙ランチ) 〜 黒斑山(2404m)〜 トーミの頭 〜
分岐 〜 (黒斑山中コース) 〜 車坂峠パーキング 〜 [🚕レンタカー ダート道]〜 池の平湿原 〜 [🚕レンタカー] 〜 湯の丸高原地蔵峠 〜 [リフト] 〜 ツツジ平 〜 [🚶徒歩] 〜 [🚕レンタカー]〜西川ペンション
( 10:03 登山スタート 〜 15:07 下山 距離5.5㎞ 標高差 512/500m )
ウエア:モンベルウイックロンTシャツ、エアリズムシャツ
ワークマントレッキングパンツ カーキ
LLビーン トレッキングシューズ
装備: カリマーVT、パーゴワークス スナップ
気持ちよく晴れた。
西川ペンションから車坂峠の登山口まで30㎞近くある。
時間にして45分くらい。
途中、コンビニでおにぎりを仕入れたかったが、道は曲がりくねった山道に入る気配。
ナビを無視して街へとハンドルを切り小諸市内をくねくねする。
時間を30分くらいロスってしまう。
日曜日、車坂の駐車場にギリギリ停めることが出来た。
黒斑山へ登る表コースの足もとは夏の花が咲き乱れていた。
すぐにイワカガミを見つけた。
イワカガミは登山道にずっと咲いていた。
浅間山(黒斑山)はイワカガミの山として印象付いた。
その他にも、ツガザクラ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、ハクサンイチゲ…。
途中の砂礫地にはコマクサも咲いていた。
そしてキツい登りが終わり、木々の隙間から浅間山が見え隠れ。
火山シェルターから少し登ると槍ヶ鞘に出る。
どかーんと浅間山(前掛山)が目に飛びこんできた。
浅間山は新噴火口(釜山)が二重の外輪山に囲まれている地形の山だ。
*現在、釜山は進入禁止
二つの外輪山の間には湯の平と呼ばれる大きな草原と森が広がっている。
トーミの頭からその湯の平へ下りる道は草すべりと呼ばれている。
南木佳士氏に「草すべり」というの短編がある。
高校の同級生だった女性から手紙が届き、四十年ぶりに再会して登った浅間山での一日。青春の輝きに満ちていた彼女だったが…。
というセンチメンタルな一編、また読みたくなってきた。
真冬に黒斑山や湯ノ平へ行くのもいい。
湯ノ平の雪原を歩くのも、トーミの頭からガトーショコラと呼ばれる冬の浅間山や白い森の湯ノ平を見下ろすのもいい。
You-Tuberの登山女子たちも冬の山行記をアップしている。
いつかまた行ってみたい、そう思えるのはきっとイイコトなのだ。
(ブルーハーツ「泣かないで恋人よ」の歌詞より)
下りは中コースをとる。
ほとんどが樹林帯で、苔の森が美しい。
日陰なので陽に炙られず助かる。
途中、高齢女性の4人組の一人がガレ場で足を挫いたらしく、一人が電話で救助を呼んでいた。
肩を支えて歩き出したが激痛で悲鳴を上げていた。
おそらく骨折だろう。
僕らも最近はローカットシューズで登っている。
こういう事態を目にすると少し重くてもハイカットの方が安全かなと思う。
15時に車坂峠へ下山完了。
ソフトクリームをなめながら池の平へのショートカット、ダートの道をゆく。
16年前の夏に歩いた池の平湿原の駐車場を過ぎ、湯の丸高原へ。
湯の丸高原には立派なアスリートの合宿施設があった。
標高1700m、長距離ランナーの高地トレーニング用に誘致したのだろう。
登山者救助だ。
聞けば、中コースは群馬県、表コースは長野県らしい。
ツツジ平は五分咲きとの情報だが十分に見頃だった。
レンゲツツジが高原に残っているのは牧草地として開拓されたとき、毒性があるので牛が食べず群落が残ったそうな。
一生分のレンゲツツジをこの2日間で見たような気がする。
そのあとも群馬側の道路沿いに咲くレンゲツツジを堪能。
ペンションへの帰路につく。