ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2024年7月11日(木) 『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』@MOVIXあまがさき

ことし観た6本の映画で文句なしのベスト1でした。 
右のドキュメンタリー映画は未見。現在のところ、サブスク配信はない。

 

今日はオフ。

昼までのんびり計画好きのよしなし事をして過ごす。

いや、よしなしごとではないな。

7月〜9月のPHASEの目標を立てる。

なにごとも漫然とは出来ない質、なにか決め事を文章(項目)にしないと実行しないのだ。

ささやかなながら3ヶ月の目標を決めた。

□ 体重67キロ台、体脂肪率20%以下  → 運動習慣、筋トレ

□ ●✖️万貯蓄 へそくり定期預金の残高を〇〇万円にする

□ 月ごとに一つ 毎日の老化ケアを始める。 → 節酒 他

目標作るの趣味、スケジューリングは生きがい。

 

午後から梅田へ出る。

ヨドバシ梅田を巡回。

尼崎へ戻り、キューズモールのサンマルコでメールチェックなどなど。

17時半からMOVIXあまがさきで映画を観る。

 

ことし劇場鑑賞6本目。

6月に入って5本目、今週3本目。

そろそろエンジンがかかってきたか?

 

ある人のブログを読んで、これは観たい! と思った。

予告編を見て、これは観ておこう! と思った。

ネットで上映スケジュールを見ると…関西ではすでに上映館が限られていた。

大阪府で2館、兵庫県で2館、京都府で1館。

幸い一日一回のみだが近くのMOVIXあまがさきにかかっている。

朝イチやレイトではなく17時半スタート。

シアター7という大きなスクリーン、でも客は僕を入れて4人だった。

 

『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』@MOVIXあまがさき

BASED ON TRUE STORY  事実を基にした映画。

アンソニー・ホプキンス主演というのも観たいと思った理由だった。

名優アンソニー・ホプキンスが主演を務め、ナチスの脅威から669人の子どもたちを救ったイギリスの人道活動家ニコラス・ウィントンの半生を描いた伝記ドラマ。

第2次世界大戦直前の1938年。ナチスから逃れてきた多くのユダヤ人難民がプラハで悲惨な生活を強いられていることを知った民間人(株の仲買人)ニコラス・ウィントンは、子どもたちをイギリスに避難させる活動を組織し、同志たちとともに里親探しや資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなか、子どもたちを次々と列車に乗せていくが、ついに開戦の日が訪れてしまう。それから49年後、救出できなかった子どもたちのことが忘れられず自責の念にかられ続けていたニコラスのもとに、BBCの番組「ザッツ・ライフ!」の収録への参加依頼が届く。そこで彼を待っていたのは、胸を締め付けるような再会と、思いもよらない未来だった。

「スターダスト」のジョニー・フリンのほか、ヘレナ・ボナム・カータージョナサン・プライスら実力派キャストが共演。また、実際にニコラスに助けられたかつての子どもたちやその親族も撮影に参加している。

2023年製作/110分/G/イギリス  原題:One Life   劇場公開日:2024年6月21日

 

じわじわと来る。

終盤のテレビショーの “あの瞬間” にこみ上げる。

不覚にも、いや幸いにも、事実であるBBCテレビのあの“仕掛け(演出)” のことは知らなかった。

いい映画だった。

余韻もいい。

淡々と演じたアンソニー・ホプキンス…。

泣かせる。

何年かぶりに、いや何十年かぶりに映画のパンフレットを買った。

 

映画が伝えたかったメッセージ、喚起された嘆き、憤り、いま2024年への警句。

それらを他人にうまく伝えることが難しい。

このブログ「特別な一日」に代弁してもらおう。

すいません <m(__)m>

spyboy.hatenablog.com

そもそもは数年前、このブログで映画「パディントン」のレビューを読んだのが始まりだった。

クマのパディントンとこの実話との関わりを知った。

ブログで紹介されている映画「ニコラス・ウイントンと669人の子どもたち」はいまだ観ていない。

いま凄く観たいのだが、バカ高い中古DVDを買うしか方法がない。

amazonプライムは日本国内で公開はしていないし。

子どもたち、そして自分はどうするか、という物語:映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』と『小さな園の大きな奇跡』 - 特別な1日

パディントン駅で買ったくまさん、迷子札をつけていた!

 

映画はニコラス(ニッキー)が老境を迎える1987年から始まる。

晩年のニッキーは思う。

「始めたことは終わらせないといけない」

彼が終活(?)としてスクラップブックを処分に悩み、ある人のところへ届かなければ、

この事実は静かに眠り続け、映画になるほど広く知られることはなかったのか、

と思うとメディアも捨てたもんじゃないな、と思う。

 

最前線プラハで活動した仲間のドリーンやトレヴァー。

プラハに残った勇敢な英雄たち”のことを思う。

あるいはナチに逮捕されたチェコの女性ハンナを思う。

そして、事務処理能力に優れていることは、闘うための大きな武器なのだと再認識した。

テレビ局の社員には演出能力や想像力を致命的に欠いている人もいる。

大抵は現場から異動になる、

でも、あいつ事務処理はしっかりしてるんだよね、という声が届く。

事務処理、僕には出来ない。

あのとき、ニコラス・ウイントンは自分が持つ最大の武器で戦争と闘ったのだ。

 

実際のBBCテレビの映像を見つけた。

映画はこれを忠実にトレースしたのだ。

 

   

 

   

 

 

アンソニー・ホプキンス…。

この映画を観たいと思ったの一つにこの人の最新の演技を観たかったというもある。

素晴らしい!

まだまだ観たいと思った。

 

僕より20歳上の1937年生まれ、加山雄三と同い年。

若い頃はほとんど知らない。

初めて知ったのは「チャーリングクロス84番地」、すでに中年男だった。

有名になったのは「羊たちの沈黙」のハンニバルレクター博士

その後、「日の名残り」「地上最速のインディアン」

最近は「ファーザー」を観た。

日の名残り」と「地上最速のインディアン」は対照的だが、もう一度観たい。

 

御年86、去年の11月のYou-Tube動画で踊り出す。(笑)

  www.youtube.com

最新はことしの1月、エリオットの詩をくちずさみ散歩する映像。

こういう老人になりたい。

  www.youtube.com