3月のライオン、きょう一日はお休み。
おだやかな子羊日和でした。
でも、体感では春はまだ遠い。
少しボーマンの気配あり。
お粥にしてもらう。
熱い粥を胃に入れたら膨満感は収まる。
午後イチで出勤、勤務報告、雑用を済ませる。
「ひでよし」は構内の立ち食いうどん、かの辰吉𠀋一郎がアルバイトしていた店だ。
京阪で渡辺橋へ出る。
中之島美術館でヒロと待ち合わせて『モネ 連作の情景』を観る。
招待券を一枚もらった。
もう一枚は当日券を買う。
つまり半額。
「4時過ぎからなら主婦は帰宅するから少しは空いてるかも」とヒロが言う。
激混みではないが、平日なのに混んでいた。
画の前に必ず人がいたし、自分のペースでは観られず、休憩のソファも座れない。
僕は混んでる展覧会は行かないので疲れた。
そういえば、今年一月の「テート美術館展」も同じ中之島、これも混んでいた。
ことしは図らずも美術展へ行く回数が多い。
1月にテート美術館展、若冲と応挙、2月に円空、3月に川瀬巴水とモネ。
僕はひとりで若冲と応挙をリピートして、招待券で女流画家の展覧会も行っている。
ベストは「若冲と応挙」だ。
夕食は西宮へ帰って「グリル一平」西宮店と決めていた。
オムライス大を二人でシェア、もう一皿は海老クリームコロッケ。
量はこれくらいでちょうどいい。
貧乏な老夫婦。
水原一平通訳の解雇。
波紋が大きく広がり、日本ではこたつ記事ばかりが増える。
ESPNの取材での証言が一転して…。
疑問だけが増幅してゆく。
熱血もので新人監督の斎藤瞳(吉岡里帆)が言う。
「(ライバルの)王子監督が魂を削るなら、私は魂も身体も、睡眠時間も削るしかありませんから」
…的な台詞がある。(正確ではないです)
これで思い出した。
四十代半ば、「スーパーテレビ」という番組で阪神監督一年目の星野仙一のドキュメンタリーの取材を担当した。
東京の大手プロダクションの二十代や三十代のスタッフとの共同制作だった。
その番組の決起集会の酒宴で一人のディレクターが。
「これをやり遂げたら病気になってもいいくらいの覚悟です」的な発言をした。
今もはっきり覚えている。
いやいや、それは嫌だよ、と心で思った。
実際、かなりの消耗戦で、夕方に始まった制作会議が朝まで続くことも何度かあった。
あんな生活が続いたら間違いなく病気になると思った。
実際、それに近い生活が2年くらい続いてアテネ五輪の仕事が終わったとき高血糖で入院した。
映画「ハケンアニメ」でそのことを思い出した。
不機嫌な吉岡も悪くなかったが、キャラとして印象に残ったのは原画を描くアニメーターの並澤和奈(小野花梨)だった。
やる気があるのかないのか、よく分からないクリエーターだが、そのペンから生まれる原画は天才的。
やる気スイッチが入ると人が変わる。
アニメ専門誌の表紙を描くシーン。
ゾクっとした。
以下、フォト&キャプション。
今日は多めです。