5時45分起床。
天気予報は晴れ時々曇りだったが、本部半島は厚い雲の下。
シャワーを浴びて髭を剃って6時半にホテルを出発。
沖縄はまだ夜が明けずうす暗い。
もとぶ元気村という施設のプールの駐車場で待つ。
待っている間に浜で朝の風景を撮影していたらイルカがジャンプした。
この元気村で飼われているイルカで、早朝から人の気配がしたのでエサがもらえるのかと興奮しているのかも。
エサはありません。
ごめん。
7時、選手とスタッフが到着。
パラトライアスロンの日本代表合宿の一行で総勢15名くらい。
取材対象は東京パラリンピック銀メダリストの宇田秀生(うだひでき)選手。
2018年から取材を始めて、今年で6年目になる。
宇田選手は隻腕のトライアスリート。
僕が取材をサボってたので2020年以来の撮影となる。
宇田秀生 オフィシャルWEBサイト - Hideki Uda Official Website
こちらは僕の書いたWEB記事です。
7時から9時まで貸し切りのプールでスイム練習。
朝食…だがホテル側の事情で食事風景の撮影がNGになった。
事前に電話していたのに担当者のサボりで現地に伝えていなかったという理由。
ま、たまにあることだがマストではない と優先順位を考えて飲みこむ。
撮影クルーに朝食をとってもらい、僕はスターバックスで今日このあとのスケジュールを修正すべく珈琲ブレイク。
昼までランとバイクのロケ場所を下見する。
泊まっているホテルの近くに「フクギ並木」というスポットがある。
NHKの朝ドラの「ちむどんどん」のポスターを撮った場所らしい。
カメラ助手のSさんのテンションが上がり、ヒロインの黒島結菜と同じ構図、同じポーズで写真を撮ってあげる。
ときおり雲間から日が射す。
珊瑚礁のリーフ、エメラルドグリーンの砂浜、琉球瓦の赤、フクギのトンネルの向こうに伊江島。
世界がいっきにオキナワになる。
バイクのコースも下見して選手宿舎に戻る。
また雲が厚くなる。
バイクは選手2名、サポートスタッフ2名の4名で隊列を組み走る。
平均時速30キロから40キロ、下り坂では60キロになる。
本部半島から大宜味村の塩屋湾を往復する。
並走してGoProや防震装置のついたハンディカムで撮影する。
ドライバーは僕、緊張した。
最後はラン。
スイム、バイクとそこそこの強度で追いこんだ。
昨日のメインメニューだったランは今日は抑えてジョグ程度。
と言ってもキロ5分で10キロほど走る。
フクギの浜でレンタサイクルを借りる。
おじいが駐車場にママチャリを並べてやっている。
時間300円、身分証もデポジットもなし。
2時間借りるというと「500円、好きなの乗っていって」と言われる。
30分ほどでおわってしまった。
最後に担当コーチのインタビューを撮って今日の撮影は終了。
長丁場だが、思ったほど疲れていない。
暑くもなく、寒くもない17度くらいの気温がよかったのだろうか。
夕ごはんは本部の町へ出る。
金曜の夜、どこも観光客で混んでいた。
コロナ後の沖縄はレンタカー代高騰、飲食の値段も高騰している。
大阪駅前ビルの居酒屋が日本一安い。
それが経済というものだろう。
宿の隣りにあるローソンまで送り届けてもらい、カメラと助手の二人は「88」でステーキ〆。
僕はーソンで買ったソーミンチャンプルーで〆る。
明日は積み残しのインタビュー撮影、晴れてくれたら嬉しい。