ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2026年7月3日(金) マサオに一年半ぶりに会う。

 

二日連続で朝イチでロードバイクGIANT&ラジオ体操。

GIANTのこのロードレーサー(あえて昔風にこう呼びたい)は1999年、前世紀に尼崎の自転車屋で中古で買った。

2万円だった。

その頃、乗っていたマウンテンバイクが盗まれて乗る自転車がなくなってしまったという理由だったか…。

元々はドロップハンドルで、スタンドもついてなかった。

ペダルにはトゥークリップとストラップがついていた。

その後、マウンテンバイクが見つかって、しばらくこのGIANTはベランダに置かれていた。

何かのきっかけで乗ろうと思い立つ。

こういうきっかけが何だったのか、最近は忘れてしまうことが増えた。

街乗りや通勤がしやすいようにドロップをバーハンドルに替え、トゥークリップとストラップを外した、

この改造にまた2万ほどかかった。

乗り心地がよく、大好きな一台になった。

数年前にイタリア製の高級タイヤに履き替えた。

これにもまた2万円ほどかかる。(笑)

当時の日記に、“ 自分史上最高の乗り心地になった ” とある。

我がロードバイクGIANT、中古で購入して27年目になる。

僕も42歳から69歳になった。

いつまで乗れるか。

 

今日も朝バイク&ラジオ体操、昼前に同じコースを走る。

体重は68.65キロになった。

モーニング・フォト日記です。▼

shioshioessay.hatenablog.jp

昼ごはんはトマトすき焼き。絶品です。

 

今週、乗鞍へ行けなくなった日程がぽっかり空いた。

この機会にご無沙汰していたマサオに会いにいこうと一昨日思い立つ。

幸いなことにきょうは晴れ、少し暑くなる。

 

いつもの通勤ルートで鶴橋で近鉄に乗り換える。

名張行きの急行に乗り継ぎ、河内国分駅で下車。

駅ビルに入っているスーパーLIFEで差し入れ用のチョコ菓子、いなり寿司、缶ビール、カップの日本酒を買う。

近鉄タクシーでマサオの暮らす介護付きホームへ行く。

 

会うのはおととし2024年の年末以来、およそ1年半ぶり。

2024年12月28日(土) 最後の「マッカラン友の会」@介護付き老人施設 - ぷよねこ日々御留書 since2023

彼はときどき電話が不通になり、もしかして死んだか、と心配するブランクが何度かある。

思い出したようにLINEがつながり、毎日のようにYou-Tubeで見た映画の感想を送りつけてくる。

それをブログ「マサオのシネマ日記」に移植しているのだが、あまりに数が多すぎて追いつかない。

マサオのシネマ日記 since2024

 

夕方4時、2階の居室を訪ねる。

当然のようにマサオは一人で居た。

1年半前と部屋はほとんど変わってなかった。

 

きょう家を出る前に、なんか欲しいものある? と送ったら…

「冷奴か、刺身かな。普段食べないから。あとウイスキーはあるから、日本酒かな。本を何冊か持って来て下さい。」

とのことだった。

さすがに冷奴も刺身も差し入れは難しいな、と返すと、

「欲しいものあるか?と聞かれたから 考えてみただけで、手ぶらでいいです。」

とのことだった。

施設に入って3年半、この部屋にずっといると、何かが食べたい、何かが欲しい、どこかえ行きたい、という欲望も

薄れてくるのだろうな、と何となく分かる。

諦めることに慣れていかないとやってられない。

もともと、もうどうでもええねん、が基本姿勢のマサオだったし。

 

冷えた缶ビールを飲む。

ビールなんて何年も飲んでない、とのことだった。

特に感動なし。

だろうな。

いきなりビールを飲まされて、あ、こんな味だっけ? だろう。

感動を押し売りしてはいかない。

なにかを飲んだり、食べてたりして幸福感を感じるには、それなりのストーリーが必要なのだ。

でも、なにかがしたい、何かを食べたい、あそこへ行きたいという願望は多分あった方がいいだろう。

そんなの疲れるだけなので諦める、というのは命を(寿命とは違う)を縮めることになる。

真っ当な欲というのは生命力を支えている。

八十になった玉戸翁、施設に住むマサオに会って、我が振り直せ、だ。

 

禁酒部屋だからノンアルも持って行ったが「ノンアルは嫌」とのこと。

 

9日の木曜日は空いてないか、という。

ことし95歳になる母親の誕生日なので見舞いに行くついでに大阪で飲まないか?とのこと。

木曜日は終日編集だ。

どうやって母親のいる老人ホームまで行くのか、と聞くとタクシーで近鉄の駅まで行って電車に乗るという。

でも、一人で電車に乗ったことはないそうだ。

タクシーはどきどきあるという。

タクシーを呼んで本を借りに図書館まで行く。

その帰りにコンビニでタクシーを待たせてウイスキーを買うのだそう。

車椅子でセブンイレブンに入ってきて、ウイスキーのボトルを買う老人。

想像すると、おおっ!と思ってしまう。

でも、一歩前進か。

たぶんにマサオ路線ではあるけれど。

 

話すことはそれほどない。

半時間ほどいて、タクシーを呼ぶ。

帰るとき玄関まで送るという。

エレベータを待つ。

4時半だが、ここで夕食どきで他の入居者も並んで待っている。

車いすに乗ったおばあさんが3人。

当たり前だが普通のおばあさんたちだった。

近所のマンダイスーパーに買いものに来てる人たちと変わらない。

グンゼスポーツに筋トレやプールで歩いている人だったとしても不思議じゃない。

外にいる人、中にいる人。

僕とマサオ。

 

2009年12月の日記にこんな記述があった。

石垣島へ移住したミネーロとまだ会社員だったマサオと河内花園のラグビー酒場で飲んだ。

22時過ぎに帰宅。
23時過ぎ、丹波篠山(マサオ宅)から電話がある。
終電終わったのにまだ帰らない、そちらに迷惑をかけていないか?とのこと。
鶴橋で別れた、そんなに酔ってはいなかったよ、と伝える。
本人の携帯にかけると留守電になる。
ほどなく丹波篠山の自宅から電話あり。
息子の大ちゃんが言う。
「パパ、会社に泊まるって。鶴橋で下りてたぶん飲んだと思う。」とのこと。

一番左が50歳のマサオ、もう禿げてるけどね。

 

近鉄の河内国分から鶴橋経由で局に出る。

自分は現役であることを実感する。

あす陸上取材の仕事を頼まれたので、カメラ他の準備をしておく。

 

帰りに西の空を見ると…美しき落日。

ヒロからも西宮の写真が送られてくる。

 

 

アニメファンのYou-Tuber、ぺこりーのさん(69)が最新動画でお薦めのアニメのベスト3を挙げていた。

 

www.youtube.com

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

「響けユーフォニウム」

「四月は君の嘘」

どれどれ、観てやろう。

…と言いながら、今年観た陸上アニメ「ひゃくえむ」を観た。

内容はほとんど忘れていた!

かなしい。

 

 

手前が六十九歳、奥が六十六歳。老人になるのは仕方ないけど…哀しいね。