
ヒロが行きたがっていた特別展「吉野大峯」@奈良国立博物館へ行く。
自宅のある西宮から奈良は阪神近鉄電車相互乗り入れになってから一本で行ける。
ならまちの居酒屋「蔵」とか、高畑あたりの喫茶店とか、
その気になれば奈良には半日でちょっとした小旅行(こたび)が出来るなあ。
きょうも阪神西宮駅の駐輪場に自転車を停めて往復する。
改装された駐輪場は6時間以内なら50円、10時間で100円と格安で嬉しい。
近鉄奈良駅、思わず声を上げたくなるほどの外国人観光客の多さ。
20年以上前だが、奈良テレビの仕事を毎月のようにしていた時期があった。
行政の番組とか、県立美術館の「エル・グレコ展」の紹介番組とか、春日山原生林の自然番組とか、
まあ、何の知識も興味もないのに何でも受けてたなあ。
1990年頃だったろうか。
珍しく定収入もなかった時代だからだろうか。
単にアホで安請け合いして、体力だけはあったからだろうな。
そのころはこの駅前(特にJR奈良駅)はかなり寂れかけていた。
その駅まで商店街が今や国際観光都市だ。
餅飯殿(もちいど)の商店街の入口にある焼き餅の店の前に外国人が鈴なりになっている。
暴動か?!
と思うほどの密集度。
何をしてるのだろう?
スマホ片手に何を撮っているのだろう?
喧騒を逃れて南へ歩く。
昼時なので混んでいるかも、と思った蕎麦屋だったが、僕らが入ったときは他に誰もいなかった。
この店「吟松(ぎんしょう)」は、去年の冬にこの店舗とは別の高畑店へ行って、美味しかったので来てみた。
以前に行ったときはほぼ満席だったので心配だった。
ましては12時台のランチタイム。
その道中にある ならまち店 に入れるならここでいいと思ったのだ。

僕がトイレに行ってる間に店は賑やかにになっていた。
修学旅行の高校生男女8人組が来ると、年配の女性客が二人、さらに二人…と誰もいなかったのに満席+待ち客二人。
僕らは招き猫だったようだ。

高畑店では冷酒を飲んだ。
たしか地酒の春鹿で、ガラス製の器も美しく、蕎麦もおいしかった。
とろろの量も蕎麦が見えないくらいだった。
次に行くなら高畑店だね。
13時過ぎ、新薬師寺へ行く途中、Googleマップで食堂を見つけた。
定食やにゅうめんなどがある食堂があったが満席だった。
その先に「吟松(ぎんしょう)」という蕎麦屋があった。
混んでいたが広い四人席に案内された。
この店は相席はしない流儀のようだ。
居心地がいい。
斜め向かいのテーブルの初老の男が熱燗を呑んでいた。
「山かけ蕎麦のあったかいのとお酒ください」
お酒は春鹿の冷酒だった。
思いもかけずベストの蕎麦酒だった。
このあたりは高畑という地名でさらに西へ歩くと柳生の里への古道に続く。
何年か前に歩いたことを思い出す。 2025/1/22
「春鹿」の今西本家へ寄り、お酒を買おうと思ったが定休日だった。
きのうからわざわざ定休日に出かけている。
志賀直哉の旧居があった高畑(たかばたけ)あたりは風情がある。
気温はおそらく30℃近くあるだろうか。
ここまで来るとインバンドは少ない。
少ないだけで、ちらほら見かける。

国立博物館へ行く前に、ヒロに見せたかったものがある。
新薬師寺の十二神将像だ。
最近、これらを仏像として見ずに世界に通用する芸術(彫刻、彫像)として見ている。
奈良はその手の芸術の宝庫でもある。
東大寺法華堂と戒壇院にある四天王像、京都東寺の立体マンダラなど、躍動感ある造形が素晴らしい。




14時過ぎ、新薬師寺をあとに国立博物館へ向かう。
春日の大社の春日原生林を抜け、参道をインバウンドと鹿をかき分け歩くこと20分。
奈良国立博物館の前で驚く。
チケット売り場に行列が出来ている。
人気であることは知っていたが、午後は空いているとWEBページにあったからだ。
いきなり疲れが出る。


しばし、並び展覧会場へ入ると…いきなり最初のパネルに人だかり。
ご挨拶文なんて読まなくてもいいが、すべての展示物に砂糖にたかる蟻みたいに人が固まっている。
二人とも、その時点でうんざりです。
吉野、大峯の古寺から運び出された蔵王権現などの秘仏も啞然とされているのではないだろうか。
近づけないので遠目に見ながら進む。
何が展示されているのか、パネルに何が書かれているのかも読めないまま。
うーん、特別展「吉野大峯(よしのおおみね)」
そうですか、はい、わかりました。
確かに僕らはそこへ行った。
あとはオンデマンドで「日曜美術館」でもゆっくり見るとするか。(笑)

地下道を通って仏像館へ行く。
同じ料金でここも観られるのだ。
金峯山寺の金剛力士像を見に去年の年末に一人で見に来た。
修復も終わり、9月まで特別展示しているのだ。
去年より人は多かったが、さほどストレスなく仁王さまとご対面できた。

巨人の阿部監督が昨夜逮捕された。
何のことか不可解な点が多いが、おそらく本人も、娘さんも想定外の展開になった様相で、こうなったら戻れない。
世の中は別件で出来ている。
有名人やその家族にトラップは多い。
*追加フォトあり


