
先延ばしにしていた金剛山ハイキングへ行く。
午後から晴れるとの予報だったが、山の天気は違った。
ほぼ終日くもり空、雨具を使うまでもなかったが昼間は雨に降られた。
当初、行くはずだった水曜日を前日の寝不足などを理由に取りやめたのだけど、
在宅だったその日も天気予報は外れて、ヒロといっしょに「曇ってよかったね(笑)」なんて話した。
バチが当たった。
それでも今日は二人のお目当ての山の花々や新緑、野鳥のさえずりに会うことは出来た。
曇りときどき雨、加えて道迷いもあったけど、いわゆる「一日の王」になれた。
上出来です。
8時に家を出て、阪神西宮から近鉄難波、南海に乗り換え河内長野駅。
難波で近鉄から南海の駅への乗り継ぎが出来ず、一本遅らせる。
乗換案内だと7分で移動できるとあるが、混雑する地下通路を7分は無理だった。
以前は間に合ったので単に歩く速度が落ちたのかも。
たぶんそれはある。
同じことを今回の登山で知った。
頂上付近の園地で初老のソロ登山者(七十代?)にシラネアオイの群生地の場所を聞くと案内してくれるという。
彼の歩くスピードが速い!
登りでは緩やかな下りだが、その速度についていくのが精一杯。
その人は急いでいるわけでもなく、飄々と先を歩く。
いかにも山歩き慣れしてそうな出で立ちで姿勢良く、装備もベテランらしく隙がなくまとまりがいい。
いつも写真を撮ったりしてのんびり歩いているうちに足が遅くなっている。
ジョギングだってしてるのにな。(ペースは遅いが)
これもサルコペニアの入り口なのだろう。
ま、仕方ない。
気落ちして歩くのをやめてしまわないよう、遅くてもいい、ビスターリで続けよう。

話は戻る。
河内長野から南海バスできょうは終点の伏見峠口まで乗る。
いまは動いていない金剛山ロープウェイの乗り場のあたり。
味噌をまぜた焼きおにぎりを食べて、11時前に登山スタート。
しばらく高い杉林が続く。
やがて新緑の森、沢の水音にミソサザイが自分の美声を自慢するような歌が聞こえる。
ヤマブキが咲き、スミレが咲き、エゾエンゴサクが咲く春の道。
ダイヤモンドトレールの尾根道まではずっとコンクリートの急坂、ふくらはぎとアキレス腱が伸びる。
千早園地は高校生たちで賑わう。
すれ違うたびに大きな声で「こんちわ!」
最初はいいけどしだいに疲れてくる。

金剛山にシラネアオイの群落があるとは思わなかった。
千早園地のシャクナゲの道という散歩道に咲いていた。
信州の白馬とか、秋田駒で見て以来かも。
ここは園地、群落になっているのはここらに集中して植えたのだろうな。
案内してくれたおじさんによるとカタクリはすでに終わったそう。
気の早いヤマブキソウもいくつか咲いていた。
いまはシャクナゲや八重のツバキが見頃かな。
去年の5月下旬に同じ金剛山で見たなあ。
案内のおじさんが見せたかったのはこの花だった。
八重のツバキの樹下にあった極小の花。
その花の存在そのものも知らないので当然だが、僕らだけなら絶対に見つからない。
レンプクソウ(連福草)という植物、5つ花弁が集まって咲くことからゴリングサ(五輪草)とも言うらしい。

小雨の中、カップヌードルといなり寿司、卵焼き、白身フライのソース漬けで昼飯を済ませる。
千早園地から金剛山最高峰へ向かったダイヤモンドトレールをたどる。
この道は雪のある冬に何度か歩いたが無雪期は初めて。

山頂広場から、今回もうひとつのお目当てであるニリンソウの群生地へ向かう。
以前にカトラ谷を登りたどりついた場所だが、今回は頂上から下りて往復する。
ここで道を間違える。
頂上広場から急な下りを下りればすぐだと記憶していたのだが、いつまでたっても急坂にならない。
10分以上歩いて、これは違うと気づき引き返す。
広場まで戻り、休んでいるおばさん登山者に聞く。
「崖崩れで通行止めになってるとこのロープをくぐって行くとすぐですよ」とのこと。
金剛山はこれがある。
途中までは大丈夫なのにその手間にロープを張る。
「曇ってるんでニリンソウは開いてないけど可愛いですよ。今が満開じゃないかな」
帰りのバスを遅らせて、もういちどトライする。
ロープを越えるとすぐに崖のような下りの入口があった。
そうそうこれこれ。
久々に鎖場(ロープ)を下りる。
10分ほどでニリンソウの群落地。
花は開いてなかったが、これはこれで風情あり。
いいじゃん。




初めて来たコロナ禍の5年前です。
シラネアオイとニリンソウ。
春の金剛山を堪能して帰路に就く。
足の速い人なら1時間もかからない千早本道の下りを1時間10分ほどかけて下りる。
バスを遅らせたので登山道の入口できのう「資さんうどん」で買ったおはぎを食べる。
16時50分のバスで河内長野、最終バスは空いていた。
*追ってフォト日記をアップ予定です。