
朝起きてきょうはこのまま寝ていたい、と思うほど体調が悪いわけではない。
年齢相応に溜まっていく “ 疲れ ” で 活力減退の日々を送っている。
食べるとか、飲むとか、そういう当たり前のことに、実は体力がいるんだと、最近わかった。
若いころは、そんなこと考えもしなかった。
考える必要もなかった。
人は、あとから知る。
それでも、だ。
「シオダさんみたいに、60代後半で元気に働いて遊べる人、あまりいませんよ」なんて言われると、
へえ、そうなんだ、と思う。
ちょっとだけ、いい気分になる。
単純だ。
おだてられて、今日も生きている。
さて、今夜は洛北一乗寺「アルザス春の陣」へ。
余力があれば、せっかくの京都なので春の花咲く行楽地か、カフェか古本屋あたりに行きたいところだが、
きょうはミニマム、必要最低限の行動に徹する。
JRで京橋駅、京橋から京阪特急プレミアムシートで出町柳、叡山電車で一乗寺。
仏蘭西ビストロ「アルザス」に直行する。
胃腸の具合は…スッキリしないがデフォルトの昨今。
京橋からプレミアムシート確保で時間が15分ほど空き、
駅構内の七津屋で翠ジンソーダとフィッシュカツの禁断の10分独酌。
そーゆーとこだよ、おっさん。
6時前、黄昏の洛北一乗寺。
西日さす美しい夕景の中、アルザスをめざす。
きょうは恵文社書店で遊べなかった。
立ち吞みする時間があるなら恵文社だろ。
そーゆーとこだよ、おっさん。
賢明な選択しろよ、残り時間は少ないぞ。


ドアを開け放した「アルザス」、眼鏡堂氏はビールの小瓶を飲んで待っていた。
「ご無沙汰してます、秋以来ですね。」とマスター氏にいうと
「そうですか?冬にもいらしたんでは」
いやいや、11月3日文化の日以来ですよ。
僕の日々御留書にちゃんと記録されてます。
マスター堂坂氏の中一の長男くんと初対面。
眼鏡堂氏は、最初の中間テストに全力投球せよ、とアドバイスする。
それで「担任教師の印象が決まり、以後、優位に学校生活が送れるますよ」
先手必勝は駅伝の鉄則です。
そんなアドバイスをする人は見たことがないが、一理あるな。
僕はと言えば、第一印象はよくロケットダッシュするタイプ。
でも、あっという間にカエル化するタイプであることを自覚している。
口開けは冷えたアルザス産の白ワイン。
サラミとゆで卵&自家製マヨネーズ。
そういうシンプルなつまみから始めて、きょうのメインは子羊肉と大豆の煮込み。
どっかーんと出てくる田舎料理。
フランスの地方都市で食べる素朴な家庭料理が「アルザス」の真骨頂です。






半時間ほどして、眼鏡堂長女が東京から駆けつける。
前回に続いて、もはや準レギュラー。
彼女はこの「アルザス春の陣」のためだけに京都一泊二日。
多忙な最前線で働く代理店の6年目はもはや新人ではない。
仕事用ラップトップを小脇にかかえ乾杯!
ワイン飲みながら、途中で中座してメールを打つ。
若いもんは大変ですな。
僕らアラカンとアラコキは疲労を心配する。
眼鏡堂氏は先日マラソン大会に出場して2キロを2本走ったら、翌日に胃腸に不具合で出たという。
疲労回復のためにエネルギーを使い果たして、消化機能に回らなかったのだ。
使えるエネルギー資源は先細りしていく。
長女さんは28歳、疲れても翌朝は回復しちゃうんでしょうな。
うらやましいね。
でも、もうあの頃には戻りたくない。
体力だけ欲しい。

トランプとネタニヤフはイランに戦争しかけ、北朝鮮はクラスター爆弾搭載のミサイルを打ち上げるし、
恥ずかしげもなく ドナルド最高!の我が国の首相は、嬉々として武器輸出を推し進める。
そんな2026年の春、次はないかもしれないアルザスの陣ですが、今回も楽しく飲み食い出来ました。
叡電、京阪、JRを乗り継いで帰宅する。
はるばると、帰りました。
23時過ぎに帰宅、あすは金剛山ハイキング。
おだてられても…半分は諦めてます。
*追加写真あり




