大阪城周辺は少しのつぼみを残してほぼ満開になった。
錦秋、紅葉の晩秋と並んで大阪城周辺が一年でもっと美しい季節。

来週の火曜日から鳥取へ行く予定がある。
水曜夜にヒロがユーミンのコンサートへ行くので、そのついでに僕もいっしょに先乗りして、
鳥取城の桜とお気に入りのたくみ工芸店へ行こうという目論み。
水曜日はニュースの編集があるので、僕だけ朝イチで戻らなければいけない。
鳥取まで往復しても滞在時間が短くもったいない小旅行である。
天気予報を見ると火曜日は雨が降りそうだ。
現地の鳥取は晴れ一時雨の予報。
キャンセルするかも。
朝、ナレーションの推敲、清書の前に夙川オアシスロードを散歩する。
大阪よりも少し遅く桜はまだつぼみが多い。
五分から七分咲きくらいか。
ラジオ体操をした泉公園、クスノキには茶色い古い葉と緑の若葉が混じっている。
ほどなく古葉は落ちて、明るい新緑のクスノキに新装開店する。


ナレーション推敲を終えてamazonのサイトを見て大平一枝さんのエッセイをKindleで衝動買いしてしまった。
あのノンフィクション「東京の台所」の著者が、小旅行と食をテーマにした軽い読みもの。
大平さんは日帰りや一泊くらいの旅をちいさな旅「こたび」と名づけている。
タイトルに惹かれた。
春のおだやかな海が目に浮かんだ。
どこかへ行きたい。
長い旅に出たい。
心配なのは体力で、これが減退すると愉しくない。
旅先で食欲がなくなることなどを心配するとどこへも行けなくなる。
そして、これが最後の旅だから、これがラスト3くらいの旅だと思うと、ハードルは高くなる、山は急峻になる。
BRAVOという番組の担当だった2000年代後半は隔週の作業だったので、
非番の週は北海道、東北、信州、九州と毎月のようにどこかへ行った。
去年、一番愉しかったのは7月始めに一人で行った東京3泊4日。
神宮外苑のホテル、国立競技場とその周辺だけで過ごした。
かなりの出費だったけど…楽しかったなあ。

午後イチでナレーション収録。
ホームページの更新、学生陸上のYou-Tube動画のサムネ作成、アップ作業。
7時過ぎまで残る。
きょうは呑もうと思い、店の優先順位をぼんやり決めて天満駅で下りる。
もつ焼きの「寅屋」は閉店支度、数日前にセルジオと行った「大安」は満員、そうか今日は金曜日だ。
ふだんは混まない店も金曜の夜は混んでいたりする。
居心地は良くない。
「庶民」も4人テーブル席しか空いてない。
「すくもうどん」も看板を仕舞い始めている。
天神橋商店街をどんどん南下する。
結局たどりついたのは一人が落ち着く店。
チェーン店の「森町食堂」
ここはそれほどいい印象がないのだが…。

大平さんの「ある日、逗子へ、アジフライを食べに」に感化されて、アジフライと缶のエビスとカレーライス。
大衆食堂でカレーライスを食べる。
なんだか安西水丸さんみたいでいい。
この本を読んだ感想を2014年に書いている。
安西水丸「大衆食堂へ行こう」朝日文庫水丸さんが亡くなったのをきっかけにAmazonの中古市場で買った。あれは3月だったろうか。トイレ本になった。一便一編、きっちりと守って読み進めた。水丸さんがカレーライスやアジフライ定食を食べるたびに、僕は排泄をしていたわけで、「水丸食べる僕出す」の関係でした。「一個人」という雑誌に連載されたもの。毎回、水丸さんは月島とか青山とか巣鴨とか鬼子母神とか、東京の地名の由来を紐解いて教えてくれたのだが、55編読み終えて僕はなにひとつ憶えていない。ごめんなさい水丸さん。でも水丸さん自身もあんまり地名の由来に興味がないように思った。ですよね。司馬遼太郎じゃないんだから。水丸さんはカレーライスばかり食べている。最初に訪ねる店から4つ目くらいまで全部カレーライス。トイレで思わず、またカレーかよ、と突っこんでしまいましたよ。そして、カレーライスのことは執拗に語る。「カレーとラーメンと女は人それぞれの好み」だそうです。地名の由来にカレーくらい力があったらひとつくらいは憶えていたのに。安西水丸、追悼の便読でした。
森町食堂のカレーライスは具なし。
味は…
もしかして業務用かもしれないが、食堂のカレーとしては真っ当な味でした。
海の家とか、山小屋とかで食べるものは、ハードルが低いから評価は上々なのかも。
3週連続の番組担当も2週目が終わった。
2連チャン!である。
今週はちょっと手こずった。
きのう4週連続になるかも、という一報が入る。
次の担当ディレクターが目の手術をするとか…。

