80歳を過ぎても、90歳を過ぎても博覧強記の人がいる。
半世紀前の映画や音楽のことを事細かに憶えている。
MBSラジオ「歌の宝石箱」の浜村淳さんや、かつての淀川長治さんら…。
他にも六角精二さんも鉄道や音楽の知識が凄くて、固有名詞もすらすら出てくる。
正直、そのあたりの記憶力のスペックは年を追うごとに低下を実感している。
まずもって入ってくる情報がまったく定着しない。
1年前に観た映画、読んだ本のストーリーさえ忘れている。
二十代のころと比べたら当然だが、10年前、20年前より格段にアホになっている自覚あり。(笑)
この調子で脳(記憶&処理計算能力)が減衰していくと2年後は…。
ま、なるようになれですが。



きょうは朝から出勤。
Xゲームズ企画の手直し編集です。
仕事は牛歩のごとく、である。
社食でカレーライス。
スパイシーで美味しくなった。
同じ8階のテラスにアガパンサスが咲いていた。
同じ時季に咲くクチナシがきれいなのは一瞬だが、この花はいつまでもフレッシュでパワフルだ。
花火のようでもある。

昼にカレーライスを食べたのに、夕はリクエストした極太麺のカレー饂飩。
カレーは毎日、毎食でも歓迎です。
東京滞在の最終日に東京駅前の丸善でコミックを一冊買った。
ガオ・イエン「隙間」という本、
元はと言えば「高橋源一郎の飛ぶ教室」にガオさんがゲストに招かれて知った。
先にKindleで「緑の歌」を読んだ。
主人公は自分自身に近い若い大学生。
この「隙間」もその流れにある私小説的な物語だが、少し違った。
主人公のヤンは台湾から沖縄に一年間短期留学する。
その1年を綴った物語。
一巻を読んでガツンとショックを受けた。
台湾のことをまるで知らなかった。
韓国のことも知らないことは多かったが、映画やニュースで断片的に情報はあった。
台湾の戦後史は知らなかった。
…というシンプルな感想。
かつて日本の植民地だった。
日本が戦争に敗れ占領が解かれた。
大陸から軍隊がやってきた。
どうなったか?
何も知らなかった。
想像しようともしなかった。
おりしもNHK「映像の世紀 バタフライエフェクト」は隣国 韓国と台湾の現代史。
日本占領から解放、外省人と本省人、二二八事件、戒厳令、白色テロ、拷問、大量処刑、蒋介石独裁、世界の孤児…。

*追加写真あり



1978年にはじめて沖縄へ行った。
大阪から「飛龍」というフェリーで2泊かかった。
那覇で初めて台湾人と会った。
そうか、那覇から台湾へは船で行き来出来るのか。
いつか行きたいと思った。
この夏か秋かに石垣島と基隆の航路が開かれるとニュースで知った。
夜に出たら朝には台湾に着くらしい。
台湾には船で行ってみたいと思う。
