ぷよねこ日々御留書 since2023

「にちにちおとどめがき」 毎日更新 日々の記録です。

2025年6月19日(木) 真夏日のひそかな愉しみ

こんな景色を眺めつつ、真昼の路上ビール。

 

NHKラジオの「高橋源一郎飛ぶ教室」を毎週聞き逃し配信で聴く。

冒頭に短いコラムの朗読があり、一コマ目は「秘密の本棚」という授業がある。

いわゆるブックレビューなのだが、これが毎回読みたくなる本ばかりで困る。(笑)

6月13日放送分で紹介されたのが小原晩「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」だった。

私家版で出版されたエッセイ集だが、自費出版なのに口コミで1万部を越えたエピソードがある。

小原さんは若い女性、美容学校を出て東京で美容師見習いとして働く。

エッセイの他にも詩を書く、短歌も詠む。

高橋源一郎が「ここで唐揚げ弁当を…」の中の表題作、他数編を朗読する。

曰く、笑えるのに泣ける。

曰く、読んでいて自分の若い頃はどうだったのだろう?という喚起力が強烈。

たまなく読みたくなってKindleで購入した。

読み出したら止まらない。

僕の好きなテイストの気取らない文章で、燃え殻のエッセイ集や小説に似ている。

泣けてくる。

なぜだろう喚起力が強い。

「二十歳になった誕生日に僕は何をしていたか?」

「父、母、僕の三人で食事をしたのはいつだったか?」

3人一緒の食事で憶えているのは父が福井の刑務所から出所した日だった。

当時僕が住んでいた金沢の香林坊にある古いビアホールだった。

他にも沼の奥底に沈めていた自分の黒歴史さえ水面にぶくぶくと浮かんでくる。

僕は68歳だが、しばらくは20代女性である小原ワールド沼にずぶずぶになる。

   

ここで唐揚げ弁当を食べないでください(私家版)|恵文社一乗寺店 オンラインショップ

 

木曜日のルーティーン。

朝イチで番組の顔出し収録、編集、テロップ原稿作成、移動、ポスプロ編集。

一番暑い時間帯に移動がある。

大阪駅から編集スタジオへの炎天下。

自分の編集までに少し時間がある。

立ち吞みでビールでも飲んだろか、と思ったが、新梅田食道街まで歩くのは疲弊必至。

ファミマで缶のホワイトビールを買い、ベーカーリーでベーコンと枝豆のパンを買う。

グランフロントの日陰のベンチに座る。

人工滝の涼しげな流れを見てしばし真夏のビール休憩。

会社の誰一人僕がこんなことをしてることを知らない。

すごく開けっぴろげで、凄く気持ちいいこと。

いまこのとき体調もいい。

ゆえにビールがすこぶる旨い。

夏の愉しみ。

 

誰にも内緒で真夏の悦楽 

 

さて、と炎天下を1キロほど歩く。

少し待って、自分の編集を終える。

峠の最高地点はこれで越えた…はず。

 

ちょっと遅めの夜。

どこかで夕食をとろう。

突然、何でもない焼き鳥屋で吞みたくなった。

チェーン店上等。

西宮の国道沿いの「焼きとり 吉鳥」

昔、いろんな町でこのチェーン店で吞んだことを憶えている。

なんだか懐かしい。

でも、普通に注文したら食べきれないぞ。

店は変わらず、自分が変わったのだ。

飲み食いが過ぎると疲労が残る。

帰宅後、死にものぐるいでストレッチをして風呂に入る。

 

国道2号線沿いにある。

キリンラガーの中瓶、追加でれんとのロック。

たれの五種盛り、これで焼き鳥欲は満たされた。

焼きおにぎり、大好きです。

焼きおにぎりにスープをつけるが、これが具沢山で腹一杯になる。

そうか、この店の上はボクシングジムだったなあ。
西岡利晃、そうそう帝拳ジム、2008年に世界チャンピオンになったのだ。