仮編集2日目。
朝起きるとなんだか体調がすぐれない。
熱っぽいとか、頭が痛いとか、胃腸の膨満感とか、吐き気とか具体的な症状は何もない。
めまいやふらつきがあるわけでもないし、もちろん筋肉痛でもない。
感覚がふわふわして地に足がついていない。
心の声はこんな感じだ。
「きょうは仕事したくない。もう横になって、出来れば眠りたい。」だ。
困ったな。
ゆっくりした動作で珈琲を淹れつつ考えた。
横になってしばらく休めるか?
ちょっと無理したら仕事は出来る…よな。
強行したらどうなる?
あすになったら回復するのか?
それは困る。
明日は “アルザス秋の陣 ” だ。
万全で臨みたい。
目の前に道はふたつ。
きょうの仕事をキャンセルして家で休む。
出勤して編集に集中して早めに帰って休む。
二者択一、あす万全の体調で臨める可能性が高いのはどっちだろう。
可能なら休みたい、と からだ が発信する。
…というのは言い訳でその逆。
こころ が仕事を拒否する。
このまま強行してもいいアイデアも浮かばず前に進まない。
実はきのうから こころ は仕事を拒否していたのを今になって自覚する。
よし!
今日は休もう。
休むとどうなるか?
これからやるべきことを頭の中で並べてみる。
第一稿が上がっているレース部分のチェック&改訂、各校の展望をインタビューでつなぐ、
全体の構成表をつくる、テロップ原稿を書く、アバン部分の構成を考えてつなぐ。
きょう休んでも出来るな、と踏んだ。
水曜日の夜にしか手に入らない素材がある。
今日の編集を火曜日か水曜日に振り返られないだろうか。
編集マンに連絡する。
水曜日は可能だという。
お誂え向きじゃないか。
まだ8時台で出勤前だ。
各方面に連絡して振り替え完了。
今日は休む。
どうせ水曜日にしか編集完了しないのだ。
いや、これ休んだ方が賢明じゃないのか?
と思い至る。
そう決めると体調がすこし回復する。
メンタルから来る体調不良だったのかもしれない。
実はこれまで体調を理由に仕事を休んだり変更したりしたことは記憶にない。
相手先がある取材とか、大人数が動く中継とかでは論外だ。
可能なら今後もこの手の日程変更はあり得るな。
あす月曜日のために体調を整える。
先日観たNetflixのドキュメンタリーの中で見たのだが、
レッドソックスのエース ペドロ・マルティネスは95球を越えたら突然パフォーマンスが落ちるという。
事実は事実、そういうことはある。
老いたる自分も同じ、この後インターバルを入れて登板すべし。
予定がこんできたら自分に問え!
「それ可能か?」 と。
きょう文化の日は快晴。
全日本大学駅伝がある。
いつか大会名称も全日本大学男子駅伝になるのだろうか。
でも、今日は身体を休める。
和室で眠った。
賢明なる選択。
駅伝で言うと3区から7区手前まで眠り続けた。
最終8区で國學院大學が青学を突き放す。
体調は回復傾向。
単に仕事するのが嫌だったのか、と確信に至る。
昨日は睡眠時間は5時間ほどで短すぎたのもある。
早起き願望はあるので寝るのを早めたい。
寝る1時間前には映像を見ずに読書と音楽だけにしたい、と思う。
…てなことを以前にも何度か書いたが実行出来ていない。
身体も目覚めた。
夕方、天気もいいので図書館まで散歩する。
予約しておいた安田夏菜「6days 遭難者たち」を借りる。
オアシスロードをそのまま歩いて御前浜へ出る。
ラジオ体操をしていたらヒロが合流。
波打ち際に大きなアオサギが数羽来る。
浜を忍び足で歩き魚を狙っている。
きのう雨で中止になった日本シリーズ第6戦を見る。
DeNA横浜ベイスターズが打線爆発で4勝1敗で1998年以来のシリーズ制覇。
1998年といえば僕らが結婚した年だ。
長野オリンピックがあった年でもある。
宇多田ヒカルがAutmaticを歌い15歳でデビューした。
何を見ても何かを思い出す四半世紀前のこと。
夕食後、壊れかけのレイディオのダメ元で乾電池を交換してみたら…
ブラタモリが3夜連続の復活。
僕らにとって身近な場所、もうひとつの東海道、東海道五十七次を歩く。
ナレーターが草なぎからあいみょんに、テーマ曲が陽水から小沢健二(オザケン)に。
🎵 ぼくらが旅に出る理由 がオープニング曲。
この歌は大好きで、この歌について日記に何かを書いているはずだと検索する。
見当たらない。
何を書こうとしたのか、歌詞か?
🎵 僕らの住むこの世界では太陽がいつも昇り 喜びも悲しみもときに訪ねる
何かを感じて、何かを思い、何かを書き残そうと思ったのだけど…何だったのか?
いまはもうつかまえることが出来ない。
「空中に消えた音楽を つかまえることは、誰にもできない 」エリック・ドルフィー
体調不良でサボった割りにはたくさん書いたな(笑)
以下はフォト&キャプション日記で。