日曜日、きょうは iMac 2019 を初期化する。
若い頃は未練なくホイホイ乗り換えていたのだが、人生であと何台のコンピューターかと思うと、
機械相手にちょっと心が通っている気がして、少々しんみりする。
涙もろくなる、という原理はこういうところにも発現するのだろう。
いまのiMacは2019年7月に購入した。
ジャスト5年のつき合いだった。
それまで使っていたものは2015年に買い換えたもので4年だったので、Appleが謳う寿命に近かった。
ほぼ毎日使って5年は上出来かもしれない。
プロセッサは intel のもので、今はアップリシリコン(M1,M2,M3)になったので最後のIntelマシンかもしれない。
買うとき、動画編集の仕事(ボランティア含め)が増えてきたのと、
視力が弱くなって画面の文字が小さいと見づらくなってきた。
幸いこの年の4月にWEB仕事の臨時収入が入った。
それを原資にしてスペックを上げた大画面のものを購入した。
周辺機器を含めて30万超の投資だった。
今回、更新の理由は差し迫ったものはない。
ポツポツと不具合は出ていたが、使えないほどではない。
ストレスを抱えながら使っても、遅かれ早かれ1年後、2年後には使用に支障が出てくるだろう。
でも決めたのだ。
先延ばしはしない。
先延ばしするほどの先はない!
元気なうちに引退してもらおう。
それに今ならフリマ価格でもそこそこの価格で売れる。
第二の人生を送ってもらえるかもしれない。
午前中はたまった日記を書いたり、窓際の整理をしたり、未練たらしく初期化をためらっていた。
昼前に新しいディスプレー(モニター)が届く。
それを合図に昼食後、最後のバックアップを済ませ初期化に着手する。
5年間の記憶が消えてゆく。
(バックアップはしてますが)
内臓HDを消去、新たにOSをインストールするなど工場出荷状態に戻すのにはそこそこ時間がかかる。
勢いで付属品を揃えて、拭き掃除して、梱包する。
夕食をはさんでメルカリに出品した。
夕食後、去年放送されたNスペの完全版「特別編 ヒマラヤ“悪魔の谷”~人跡未踏の秘境に挑む~」を観た。
マサオに送ってやろうとヒロにDVDに焼いてもらう。
去年の今ごろ観たのだ。
世の中には想像を絶する世界と、想像を絶するつわものがいるのだと驚いた。
見終わってメルカリを見たら…iMacが売れていた!
早!
出品後、わずか3時間。
出品価格は65000円。
システム利用の手数料が6500円、おそらく送料に2000円ほどかかるので56000円になる。
ノートパソコンのMacBook Air(3年半使用)が 70000円、iMac(5年使用)が65000円。
アップルのコンピュータは早めに手放せばそこそこ高く売れる。
高いか安いかは主観ではあるが。
メルカリの出品、購入者とのやりとり、ヤマトの集荷に発注などは当然ながらiMacでは出来ない。
ノートパソコンMacBook Air M3 でやる。
ディスプレイは買った。
さて、今後はこれをクラムシェルモードでしばらく使うか、新しい本体を売れたポイントで購入するか?
こういうことを考えるのは楽しい。