陸上の関西インカレの編集を始める。
午前中は応援風景の映像を編集のAさんに抜き出したりしてもらっておいて、iPadで構成を立てる。
午後から合流、二人のルーキーのレースをつなぎ始める。
今日は日本選手権の3日目。
注目の女子100mハードルの決勝がある。
現場で取材しているHディレクターからラインで情報が送られてくる。
気になって編集に身が入らない。
ええい! と(もともとそのつもりだったのだが)4時過ぎに局を出て長居へ向かう。
3時間くらい集中したので今日はもういいだろと。(笑)
午前中は運転見合わせだったJR阪和線は動いていた。
鶴ヶ丘で下車、スタジアム前で当日券を買う。
4000円!
隣の窓口の人はB席で2800円です、と言われたいた。
まあいい。
千載一遇、観たかったレースだ。
編集作業から一転、会場で生ビールを買ってシートにつく。
雨上がりの青空、初夏の涼しい空気が肌に心地いい。
最高の観戦日和。
席も余裕があり、坐っているだけで気持ちいい。
たとえたら男子100mの決勝に9秒台の選手が5人走るようなもの。
世界標準で考えてもかなりレベルの高いレースで、メディアで大きく取り上げられないのは陸上後進国だなと感じる。
でも、ワイドショー的な騒ぎにならず、ファンのひそかな楽しみでいいのだとも自分本位に思う。
ワクワク、ドキドキしてレースを堪能する。
1000分の1秒を争う圧巻の名勝負。
速報ビジョン誤表示があり、その後に訂正。
スタジアムが騒然となる。
速報で優勝と表示された福部真子(写真4選手の一番手前)が一転4位に…。
日本記録保持者で4人の中で一人だけ世界選手権参加標準を切って、3位に入れば代表内定だった。
再生された映像を見て「違うじゃん!」という福部の声が聞こえた。
その後も男子100m予選、男子400mハードル決勝を観てスタジアムを去る。
長居駅の商店街を初めて歩く。
目をつけていた立ち吞み屋は満席。
じゃんぼ総本店とこなもんのチェーンで焼きそばとレモンチューハイ。
局に戻って、編集の上がりをチェックして帰宅。
23時過ぎになってしまう。
仕事じゃなくて観戦で疲れては話にならない。
少しも反省してないが、明日のこころだ。