3月、ライオンのようなと形容される3月だ。
March comes in like a lion, and goes out like a lamb.
3月はライオンのように訪れ、子羊のように去っていく。
イギリスの諺だったか、映画化されたコミックのタイトルにもなっている。
冬から春への移行期。
前半はライオンのように荒れた天候が多く、終わりのほうは仔羊のように穏やかな天候になる。
去年のきょうの日記のタイトルも同じだ。
思えば去年は今も続いている早朝オンエアの番組立ち上げで忙しく、“ライオンのような” 3月だった。
今年も3月はライオンの様相。
(あくまで66歳の僕の基準で、だが)
通常の早朝番組の編集チェック、手直し、ナレーション校正作業に加えて、
・トライアスロンの沖縄合宿取材 3/2-4
・大学女子ハーフマラソン@松江の取材 3/18〜19
・早朝番組(15分)の編集、完パケ作業 3/25〜31
日程がフィックスしていない案件に…
・トライアスロン選手の家族取材
・確定申告(還付金請求なので3/16以降でも可)
がある。
仕事に追いまくられるのも哀しいので、ヒロとの早春ハイキングも何とかねじ込みたい。
わたしは十代の終わりに、ひどい神経症にかかった。
父は、お前の心配事を縦に並べてみろ、と言った。
紙の上に 一本の時間軸を引き、一番近い心配事から順に、遠い心配事を書いていく。
「今のおまえは横に並んだ敵に攻めたてられて、なにもしないでおびえているだけだ。
縦に並べれば、当面は一人だ。それと闘って、また次の相手と闘う。
闘い続けておまえが敗れたとしても、それは仕方がないじゃないか」(倉橋厚「やまない雨はない」より)
ここ数年忙しいのに慣れていないし、トシもトシなので不安になる。
そうだ、幸いにもタスクは一週間ごと、週替わりに並んでいる。
複数のことをやるときは横に並べず。タテに並ばせて一つずつ相手をする。
多忙から遠ざかっているとこの大切なディシプリンを忘れてしまう。
この3月、やりたいことも楽しむために大事なのはコンディショニング、体調を崩さないこと。
そう、落ちこまないこと、体調を崩さないこと だ。
午後から出勤、めっきり温かくなったので薄手のパーカーにする。
局のデスクで諸々の準備、打合せ。
大丈夫だろうとは思うが、去年の今ごろにも沖縄出張へ行き、自らのミスもあり、とんでもない目に遭った。
まさにライオンのような出張だった。
ある種、トラウマだ。
慎重すぎで叩いて石橋を壊さないよう。(笑)
夕方、編集スタジオへ移動してチェック作業。
夕食は しんぱち食堂 で秋刀魚の開き定食を食べる。
秋刀魚があまりにも貧弱、選択を誤った。
開きといえども記録的な不漁で秋刀魚は
帰宅後もパソコン作業と出張用のパッキング。
これでも忘れものはするのだ。
その時の冷静な対応が肝要。
大怪我だけはしないようにと願う。