切迫した状況の夢を久しぶりに見た。
目覚ましiPhoneで助けられた。
それがどんな状況の夢だったのかは忘れてしまった。
目覚ましは7時に鳴った。
飛び起きて準備して家を出た。
冬晴れ。
冷えこむ。
今日は大阪マラソンの本番で生中継のスタッフ。
正直、いてもいなくてもどうにかなるような役割だが、精一杯やりました。
大阪城を出発し帰ってくるという市内周回コース。
市民ランナーが参加して開催されるのは3年ぶり。
長引くコロナで市民ランナーは定員割れしたらしいが、3万人が走ったという。
僕が番組にかかわるのはこれでちょうど10年目で節目だ。
市民ランナーの取材はどんなに短くても人間ドキュメントだ。
いまでもおつきあい、交信のある人も複数いる。
自分が立ち上げたこともあり、仕事としての思い入れは大きい。
shioshiohidaneko.hatenadiary.com
思い出は尽きない。
いつか、2年目から同じ仕事をしているA木と焚き火で語りたい。
中継終わりで昼飯を食べに京橋駅方面へ出る。
食堂、ラーメン屋、サイゼリヤ… どの店も行列が出来ている。
先日行った回転寿司「くら」も店の外まで待ち客が!
しゃあない、と空いている昼吞みの徳田酒店へ行く。
菊正宗を一口飲んでから気がつく。
財布を持ってない。
クレジットカードもない。
持っているのはiPhoneと小説本。
ここって電子マネーは使えたっけ?
少なくとも使ったことはない。
聞いてみた。
「PayPayはいけますよ」
安堵。
その後、ほろ酔い気分でフィニッシュ地点へ行く。
フルマラソン、もういちど走れるかな?
いや、フルマラソンのスタート地点までたどりつく方が難しいな。
そういえば…上岡竜太郎が言っていたことを思い出す。
マラソンのスタートラインに立つものは、
42.195kmを走り抜くのだ、と決心したそのことだけで十分勇者である
村上春樹もボストンマラソンを完走後に入ったレストランのウエイトレスに言われた。
「へえ、あなたマラソン走ったの? 勇気あるわね」
そうだ。
僕にいま一番不足しているのは勇気なのかもしれない。