2023年も12分の1が終わる。
一年は一箱のチョコレート、とフォレスト・ガンプが言ったかどうか。
とにかく、1ダースのルックチョコを一粒食べてしまった。
加速度的に人生が閉じていく。
昼前に請求書のプリントアウトにセブンイレブン、予約した本を借りに図書館へ行く。
北上次郎「感情の法則」「記憶の放物線」、益田ミリ「永遠のおでかけ」「都道府県 女ひとりで行ってみよう」
森沢明夫「大事なことほど小声でささやく」、田中小実昌「バスにのって」の5冊。
午後から編集チェック。
同時のあすの幼稚園ロケのワンマンクルー撮影の準備をする。
65歳のひとり撮影、悪くないな。
編集チェックを終えて、今日は前泊する明石へ移動。
JRが乱れている。
これデフォルトですね。
運転見合わせでない限り気にならない。
帰宅時の新快速はいつも混んでいる。
カメラ機材と幼稚園へのお土産(番組記念品)を持っているのでラッシュは辛いな。
7時半頃、明石駅に着く。
明石城の堀沿いにあるグリーンホテルにチェックイン。
部屋から左右対称のふたつの櫓が見える。
8時、魚の棚(うおんたな)へ行く。
田中屋という酒屋がやっている立ち吞み処「たなか」。
超人気店だが閉店まで1時間だから意外に空いていた。
初めて来たのは2020年の6月だった。
コロナの流行も半年くらいで終わるだろうと思われていた頃、無粋なアクリル板もなかった。
「たなか」はまたゆっくり来たいと思った良い店だった。
なかなか再訪出来なかった。
*「たなか」のレポートはぷよねこ減量日記でアップ予定
入って店の中を見渡してすぐに“ここはいい”と僕のセンサーが反応した。
なにが?と聞かれると困るけど、まずスペース、ほどよい狭さ。
メニューの手書き文字、短冊のひしめき具合がいい。
そして、カウンターの中のビジュアルがいい。
4人くらいの女性ばかり。
てきぱきと動き、見ていて気分がいい。
全員それぞれにべっぴんさんだ。
美人とはちょっと違うけど。
いやらしいたとえになるのを恐れずに言えば、彼女たちを見ているだけで酒の肴になる。
もちろん大皿に載った料理は美味しかった。
実は何を食べて飲んだかは定かではない。
料理の担当とお酒の担当は別らしい。
日本酒をたのむとその人が、料理をたのむと別の人が対応してくれる。
これも妙味。
隣の爺さまがカウンターの彼女たちに絶え間なくしゃべりかける。
ちょっとうるさいが女性たちのあしらいも巧い。
またいつかこの店だけに来たいなと思った。 2020/6/20
ハートランドビール、鶏もつ味噌煮、開運にごり、栃尾厚揚げ焼。
もう少し吞みたかったが寸止めとする。
明日は早い。